Sat

16

Apr

2011

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先週の日本帰国時の帰りの便で観た映画の一つです。日本語字幕が無かったものの、SF映画なので大丈夫だろうと思い英語だけで鑑賞しましたが、さすがにほとんど会話は聞き取れませんでした。それでもこの映画の持つ雰囲気と、ジョージクルーニーの存在感で最後まで飽きずに観ることができました。ソラリスという惑星にある宇宙ステーションに問題が発生して、主人公であるジョージクルーニーが出向くわけですが、そこまではエイリアンみたいに姿の見えない異星人とドンパチ始まるのかと期待していましたが、ストーリーは主人公の妻との想い出である過去との回想と、宇宙船で出会うダミー?との接触と心の葛藤を中心に淡々と進みます。これはどうやらSFという舞台を借りた人間の心の葛藤を描いた映画なのだと理解するのに、最後のラストに主人公が宇宙ステーションに留まるシーンまで掛かってしまいました。


ソラリスの陽のもとに (ハヤカワ文庫 SF 237)わゆる宇宙のSFものを期待すると全く主旨が違う内容なので、違和感があるかも知れませんが、映画は惑星ソラリスの眩惑的な映像と過去の回想シーンの陰影とが相まって独特の美しさが堪能できます。主人公を含めて数人しか出演者が居ませんが、それだけでここまで引っ張るのは主人公のジョージクルーニーの存在感があるからでしょう。

ちなみに宇宙船の死んだはずの乗組員や主人公の妻のダミーは、宇宙人の投影(接触の方法?)というのは後でアマゾンの原作書籍の感想で理解しました。この映画の原作である「ソラリスの陽のもとに」はなんと偶然ですが、今回の帰国時に日本から持ち帰った書籍の中に入っていたので(SFの名作とのことです)早速読んでみたいと思います。

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