Wed

01

Mar

2017

今頃にやはり合格に浮かれて(というかホッとして)いた記憶が蘇りましたが、去年から今年の初めにかけての1年間(正確には勉強を始めたのは一昨年の暮ぐらいからだったでしょうか)を無我夢中で走り抜けた技術士総合技術管理部門の合格発表がありました!今年の年明けにあった口頭試験の感触からは、前回の衛生工学部門の時と同様にどちらとも言えない内容でやきもきしていた2か月でしたが、合格者名簿に自分の番号と官報の氏名を確認してから、ようやく実感が湧いてきた感じです。前回の衛生工学部門の時とは比較にならないつらい状況(仕事ももちろんですが、ストレス起因の体調不良が重なっていました。。。)で、本当にしんどかったのですが、合格に辿り着けてホッとしたというよりかは、それを通り越して本当に安心したというのが本音です。嬉しさはさておき、今回駄目であれば再挑戦は難しいのではと思っていたので、もうひたすら良かったという安心感しかない感じです。
 それでも合格の事実を目の前に思うのは、前回以上に辛かった筆記試験の模擬をこなせた自分に感謝する以前に、協力してくれた家族(特に例によって構ってあげれなかった子供たち)と、試験のたびに帰国休暇を取らざるを得ませんでしたが、目的も聞かずにOKしてくれた職場の方々には頭が上がりません。事実として、努力した自分以上に周囲の助けがなければ合格には至らなかった訳ですから、改めて自分一人の力だけでは取れないしんどい試験だと痛感してしまいました。そして前回同様に今回も試験としての総合技術監理部門を攻略できたのは、一重にこの「聴く!技術士総合技術監理部門のツボ」のおかげだと思います。
 前回の衛生工学部門の時に出会った(!)「聴く!技術士二次試験論文のツボ」と同様に、今回の総合技術監理部門向けの本にも、実践的でかつ現実的な勉強の方法が丁寧に解説されており、労力を厭わなければ、必ず合格できると言っても過言ではありません。それもそのはずで、著者の名義は組織名のビジネスマン自立実践会となっているものの、前作と同じ方が執筆されているので、試験に苦労されたご本人が受験者の目線で解説されているので、違和感なく読めるのでしょう。それでもこんだけしんどい試験を、しかも前回に引き続き受けようと思ったのは、矛盾しているようですが、衛生工学部門の合格以前に既に頭の中にはいつの日かは総合技術監理部門までというのは、漠然とありました。二年前の今頃に衛生工学部門の合格に酔いしれつつも、既に総合技術監理部門を取ると決めていましたので、今にして思えば今日の合格でやっと本当の意味で試験人生からひと時の解放に浸ることができたとも言えます。
 今回も勉強内容こそ違いましたが、勉強方法についてはほぼ踏襲した感じがあります。筆記試験が受かった後の口頭試験対策には、前回同様に「技術士受験を応援するページSUKIYAKI塾」のインターネットによるスカイプ模試を活用いたしました(しかも年末年始の中で、2回もお願いしてしまいまして、本当に助かりました!)。前回のように専門知識をWebサイト上から収集するという機会は少なかったものの、総監試験の要であるリスク管理等については、ネット上の資料が大変役に立ちました。海外に居ても日本と同等の情報環境を維持できるのは、本当にネットのおかげでしょうか。今回もつくづく感じました。
 今回も総合監理試験の勉強を通じて、定番ながらも青本にある5つの管理項目である経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理を理解することから始めて、総合監理の本質とも言える、トレードオフ公益確保の志の意義や、各管理項目における本質的な意味を紐解くことができました。その過程では、本当にこの書籍やSUKIYAKI塾のAPECさんに貴重なことを教わったと考えています。前回の試験の後にも考えたことですが、これらの内容を忘れないうちに可能な限りサイトの形で、公開していければと考えています。
 しかし、今回は前回以上にプライベートでも仕事でもしんどい時期でしたので、少し体の変調も起きたりしました。たかが試験勉強なのですが、歳も重ねると結構な負担になっていたのがよく分かりました。ということで、運よく結果が出たもののやはり試験などは可能な限り早く済ませてしまうにこしたことはありません。これから技術士を目指している方に僭越ながらも一言だけアドバイスをするとすれば、「1日でも早く試験は済ませてしまいましょう!」ということでしょうか。10年以上掛かっている自身の経験(後悔!?)からも、本当に早く取得してしまってください。前回と同じ繰り返しですが、勉強における座右の銘を下に記して、しばらくは勉強を忘れたいと思います。

あなたは今、たった今から、その“チャレンジ”を始めなければなりません。(中略)それは、たった今からです。今週末では、遅いのです。明日の朝でも、遅いのです。なぜなら、
あなたのこれからの人生で一番若い日は、“今日”なんです。
(出典:2012/01/10 あなたが思わず「ハッ!」としてしまう至言「技術士 合格の仕組み講座」メルマガの最後から抜粋※オリジナルは某ハリウッド映画のセリフにあるようです)


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