Tue

10

May

2016

先日の吉川先生のボゴールでの昆虫採集で我が家に連れてきたヒメカブトとコノハムシですが、ヒメカブトは以前から製作していたプラスチックケースを改造した飼育ケース(昨年から追加して今は2つ体制)に住んでいただくことにしました。コノハムシは実は何の葉っぱでも食べそうな雰囲気なのですが、意外なことにある特定の木の葉っぱしか食べない昆虫で、それがどうやらグァバと樫の木らしいのですが、こちらで一般的に手に入るグァバの木で飼育することにしました。
 実は昆虫採集したその日の帰りにグァバの木の苗を2つほど購入して、取り敢えずそちらに居てもらっているのですが、バッタと似たような種類で活動的かと思いきや、やはり葉っぱに擬態しているだけのことはあり、木にとまらせるとほとんど動きません。そのため、特に網などに入れる必要もなく普通に居間に置いた鉢植えにそのまま同化して飼育可能な感じです。

 しかし、このコノハムシですが見れば見るほど不思議な昆虫で、本当にグァバの木の葉と同化しています。葉っぱを食べるときだけ頭を動かして、これまた木の葉のような前肢で他のバッタと同じように器用に葉を掴みながら食べているのですが、それ以外はほぼ気に捕まっているだけの存在なので、ある意味では飼育しやすいとも言えます。

 それでも糞は結構な量をするようで、2匹の成虫+幼虫2匹だと思われるのですが、次の日には結構な量の黒い糞(ただ乾いた豆粒の用でとくに匂いもなく100円ショップの小さなホウキと塵取りで簡単に掃除できるので良かったのですが。。。)が床に散らばっています。他のバッタやカブトムシのように液状の糞ではなく乾燥した豆のような糞なので、ここら辺も居間の鉢植えにそのまま居てもらっても特に問題ないというところで、飼育し易い昆虫なのだと半ば感心してしまいました。


 その糞の中に何やら木の実のようなものが混ざっており、どこからか降ってきたのかと思いきやネットで調べてみるとどうやらコノハムシの卵のようなものだと思われます。次の日にいきなり卵を産卵するのも何やら生命力感じます。

 このコノハムシは本当に見ていて飽きない不思議な魅力があり、特に昆虫に関心がない(というか自作飼育ボックスには猛烈なクレームをしていた)かみさんも以外に面白く感じた様で、スマホのライトでコノハムシにライトを当てて「本当だ!」と騒いでいるので何かと思いきや、光を当てても葉のように見えるとのことです。ここら辺は下記のブログ記事に解説が載っていたとのことで、それを試してみたようです。

※以前はYahooブログだったようですが、久しぶり見てみると別のブログに引越しされていました(コンテンツは当時の内容が引き継がれているようです:2025/8/30追記)

 ヒメカブトの方は4匹ほど持ち帰ったので、一つの飼育ボックスを網で区切ってカプセルホテルのように一匹づつ飼育してみることにしました。ヒメカブト自体は昨年も飼育していたのですが、意外に寿命は短かったので(確か2,3か月でお亡くなりになってしまったので)今回もどの位飼育できるか分かりませんが、大事に育てたいとは思います。



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