Wed

06

Mar

2013

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先日のジャカルタ新聞の記事に、日本の香川県のさぬき市で、町興しを兼ねて廃校を利用した天体望遠鏡博物館なるものを設立準備中とありました。非常に興味深く読んだのは、かくいう自分も天体望遠鏡を持っていてジャカルタの自宅にセットして置いてあるからです。といってもジャカルタの空のコンディションの悪さ(ガスっているうえに終始街明かりで明るすぎる)に一度も覗いていませんでした。 そんな記事もあり、たまたま月が満月に近くてよいコンディションだったので、数年振りに月を覗いてみました。

130306_borg3049.jpg私の持っている天体望遠鏡は、BORGという購入当時は出来たばかりのブランドで、就職した初年度にとある記念で買って貰ったので、かれこれ14年前の品です。それでも月程度の天体を見るには十分すぎるほどで、視野に写る月は小さいもののクレーターの一つ一つがしっかり見えて改めて感動します!天体望遠鏡が初体験となる息子達にも見せてやりつつ、かみさんにも見せましたが、やっぱり一番興味を持ってくれたのは上の子供でした。思えば自分も小学生位の時に、親戚から使い古しの天体望遠鏡を貰い必死で使っていた記憶があります。三脚は木製でボロボロで、ネジはおろか鏡胴も錆びていた代物でしたが、やはり星を眺めた時には感動したのを何となく覚えています。

先の天体望遠鏡博物館ではないですが、天体望遠鏡という宇宙への夢を馳せるツールは時代が変わっても代々引き継がれる品もあるでしょうし、世代を越えて不変的なツールであると思われるので、博物館としても非常に興味を持つ人は多いのではないでしょうか。この博物館は展示だけではなく、地の利を活かして実際に天体望遠鏡を使ってみたりもするということです。また素晴らしいのは廃校になった学校を改修して活用するということで、天体望遠鏡に相応しい場だと思います。

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最近は赤道儀なども使いやすくなったと思いますが、昔の天体望遠鏡もそれなりに味もあるでしょうし。 せっかく天体望遠鏡をはるばる日本からインドネシアに持ってきたのですから、是非南半球の夜空を眺めて見たいと思います。いたって綺麗に使っていたので見た目は全然現役ですが、14年前の代物なので、このBORGも博物館にあってもおかしくないかも知れません。それでも天体望遠鏡は相当年季が入った道具という感じがしますので、14年ぐらいだとまだまだ子供といったところなのでしょうか。この博物館は本当に興味が湧きます。

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こちらインドネシアでは、やはりボゴールあたりまで行くとコンディションも良いのかも知れません。ちなみに双眼鏡のアドラブリックも当然持ってきていて、こちらでは上の息子と一緒に時々夜空を眺めていましたが、やはり日本のスキー場の夜のような満天の星空をこれで覗いてみたいと思います。その次はやはりデジイチでの撮影にチャレンジでしょうか。そういえばキャノンから星空撮影用にチューニングされたモデルが出ていましたね。趣味の領域はいくらでも広がりが持てそうなのですが、やはり先立つものはお金と時間でしょうか。。。


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