Fri
07
Jan
2022
年末から見始めていた話題のNetflixドラマ「イカゲーム(Squid Game)」全話(9話)をようやく観終わることができました。昨年では一番視聴されたNetflixドラマということで、日経新聞などでも記事を見ましたし、そういった意味では話題騒然ともいえるドラマだったかと思います。昨年末に見始めた時はすっかり話題となっており、もうピークも過ぎた当たりでしたが、子供のインターのお友達(韓国人が多いインターですので。。。)も年齢問わず観ていて、一話のゲームのネタも子供から伝わってしまうというネタバレもありましたので、すっかりネタバレしないうちにということで、年末年始休みを利用して何とか見終えてしまいました。
何となく随分昔に日本ではブームでもあった「バトル・ロワイアル」と似通った題材とは意識していたものの、第一話の衝撃の「だるまさんがころんだ」ゲームから、6つのゲームをこのパターンで消化するのかと思いきや、第二話目でいきなりゲーム中断というのは新鮮でした。「この世の地獄」で主要キャラクターの深堀をしてみせるところも、ドラマ制作としては本当に上手だし、観ていて感情移入含めて面白くなるので、本当に韓国ドラマはよくできているなあと妙なところでも感心してしまいました。
もう世間では観ている方も多いと思いますので、ストーリー紹介は置いておいて、最後の2,3話目でVIP達が出てくるあたりではもう当然といえばそうだったのですが、ゲームの成り立ちに世界の大金持ちがスポンサーというのは予想できたとは言え、観終わってすぐに思い浮かんだ小説が、随分と前に読んだ貴志祐介の「クリムゾンの迷宮」というホラージャンルの小説でしょうか。詳細は忘れてしまいましたが、この小説も背景は大金持ちの娯楽!?のために主人公たちが拉致されて命を懸けたバトルゲームを繰り広げるという大筋だったかと思います。
まあこの「クリムゾンの迷宮」以外にもこの手のあらすじのドラマや映画、漫画や小説は私が思いつくだけでも数本あるぐらいなので、世の中には溢れているのかとは思いますが、時代においてリメイクし続ける中で、色々な要素や上手い見せ方をいかに演出するかが見せ所ではあるかと思います。そういった意味では、今回の「イカゲーム」は全9話構成で、無駄なく最後まで考えられたドラマでしたし、大金持ちのVIPの中に参加者の主人公と交流する老人を配置するなど、面白かったと思います。
何だかドラマそのものより、ドラマの作り方を褒めるような感想になってしまいましたが、全世界でNetfilixの視聴率トップになっただけの面白さは存分にあるかと思いますので、お勧めかと思います。個人的には伏線を回収しきらずにラストもセカンドシーズンを思わせる終わり方が、商業的には仕方ないとはいえ、逆に続編が上手く持続するかという変な?心配をしてしまいますが、当然!セカンドシーズンが配信されたら観てしまうのだろうなというところでしょうか。。。
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