Sun

17

May

2020

オランダに滞在し始めた去年の終わりから、春の終わりごろから食べれるホワイトアスパラガスは絶品だよという話は聞かされており、それでもその頃にはさすがにオランダにはいないだろうから食べれずに残念だねーという話をしていたのも束の間、あっという間にそのホワイトアスパラガスの旬の季節になってしまいました。
 実際には4月下旬頃から食べれるようですが、ここオランダもホテルのレストランが正式に再オープンしたのが先週からでしたので、早速レストランでの食事を週末に楽しんでみました。まずは金曜日の夜に仕事場の送別会を兼ねての食事会です。この季節の特別メニューということで、ホワイトアスパラガスのスープにホワイトアスパラガスの前菜、そしてヒレステーキにはホワイトアスパラガスが添えられており、普通にコースを食べるだけでホワイトアスパラガス料理を満喫することができました!
 実はこの週末は、引き続きルームサービスでもホワイトアスパラガス料理を堪能しましたので、都合3日間でホワイトアスパラガスを20本近く食べてしまったのではないでしょうか。このオランダのホワイトアスパラガスですが、日本の缶詰めのイメージでいるととんでもなく一本が大ネギような太さと大きさがあります。こんだけ大きいと固くて大味なのではと思いがちですが、一口食べると分かるのですが、日本のグリーンアスパラガスにあるようなスジが全くなく、触感は柔らかいキャロットのようにしっとりとしています。そして何より口に入れると何とも言えない特有の「甘さ」が口の中に広がり、なかなか日本でも似たような食べ物を探すのが難しい独特の美味があります。

 オランダのローカルスタッフに聞くと地元民はやはり朝市の市場で買ってくるホワイトアスパラガスが格別とのことで、それだけ自慢の食材なのでしょう。オランダでの食事は正直、ドイツよりまし程度で、西欧にありがちのチーズとハムの酪農&保存食が一般的なのですが、このホワイトアスパラガスだけは別格のようです。地元オランダでは白アスパラガス「White Gold」と呼ぶぐらいですから、別格の食材なのでしょう。しかもシーズンがかなり限定されていて4月下旬から6月初旬にはもう最後というので、2か月もない間の楽しみということです。

 正直、食べてみるまではたかがアスパラガスを有難がって単品で食べるくらいだから普段の料理も大して美味しくないのだろうとちょっとバカにしつつも期待していなかったのですが、このホワイトアスパラガスは本当に絶品です!オランダの駐在が長い日本人の知人が薦めるだけの価値はあるというどころか、オランダに来たら必ず食べないと勿体ないくらいの逸品です。余談ですがサラダの中にも美味しいグリーンピースが入るようになって、春になって食材が新鮮で豊富になってきた感じがあります。


 この季節は4月の下旬のチューリップが満開なので(コロナ真っ盛りでしたので、残念ながら見れたのは通勤途中にある小さな花壇に咲いていた下の写真のチューリップだけでしたが。こちらは4月初めの写真ですが)、やはり黄金パターンは4月下旬にチューリップ&水車の風景を満喫して、夜はレストランでホワイトアスパラガス料理を楽しむというのが、オランダ旅行のベストシーズンなのではないでしょうか。

 たまたまコロナの渦中に滞在しているオランダですが、このホワイトアスパラガスを食べれたのはラッキーでした!もう少し楽しめるシーズンのようですので、週末はこのホワイトアスパラガス&ハムの一皿を楽しみたいと思います!


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