Fri

27

Aug

2010

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今回泊まったホテル、シェラトンクウェート・ホテル&タワーズはラマダン中で空いているせいもあるのかも知れませんが、本当に静かで設備も問題なく、外国のホテルにありがちな見かけ倒しということもなしに、睡眠もゆっくり熟睡できました。これだけでも来た甲斐があるというものです。9時過ぎには棟続きの別棟7階にある展望レストランでビュッフェ式の朝食を取りました。ラマダン中ということで、人目に付かない?7階の奥まったレストランでしたが、眺めもよく食事もサービスも満足でした。

目的の一つであるグランドモスクの見学についてホテルのコンシェルジュに頼んだら、すぐに問い合せてくれたものの誰も電話にでないとのこと。なので、お祈り時間前の午前中に一度行ってみることにしました。タクシーの運転手はキリスト教徒だろうが外人だろうが誰でも普通に入れると太鼓判を押していたのですが、弱気な自分は念のため警備室に問い合わせてみました。しかし、それがいけなかったらしく公式のツアーは日曜日の9時半にしかやっていないとあっさり断られ、ドーハでモスクを建てている仕事をしているのだとゴリ押ししてもダメでした。そこで、運転手のアドバイスで一旦は諦めて、お祈り後の昼過ぎに再度出直すことに。
そのまま、もう一つの目的地であるクウェートタワーに向かいました。ラマダン中とはいえ、行き交う車もほとんどなく海岸線(コーニッシュ)の公園にも人気はなくまるでゴーストタウンのようです。昔、カンボジアにアンコールワットを観に行ったときに、時間がないので強引に昼過ぎに見学を強行したら、(暑いからなのですが)どこも人気がなかったのを思い出しました。同じく中東もラマダンでなくても真夏の日中に出歩く人は、暑さという理由からあまり居ないのかも知れませんね。車の渋滞はあるかも知れませんが。
空いていたせいもあって、市の外れと思っていたクウェートタワーも20分と掛からずに到着。早速1KD払って入場だと思いきや、入り口でラマダン中は午後の3時から(ちなみに終わりは真夜中の2時まで開いているとのこと)だと言われ、ここでも門前払いに。行く先々の目的地で全て門前払いで、さすがにラマダン中(しかも金曜日)に来たことを後悔してしまいました。


100827_kuwaittrip_9113.jpg失意の中、運転手に進められて海岸傍にあるフィッシュマーケットに行きました。ここは他とは打って変わって、昼近くなのに大勢の人出でクウェート市内で初めて人だかりを見ました。実はドーハのフィッシュマーケットには行ったことがないのですが、こんな感じなのかと思いつつ、一通り回ってみました。ドーハでもスーパーでたまに買う大小のシュリンプやカタールのレストランでお馴染みのハムールを初め、実に沢山の種類の魚やカニ、エビがいてようやく満足した見学ができました。

しかし、最後の駄目押しは郵便局で、海外旅行に行くと記念のお土産としてその国で使われている一般の切手を全種類(買っても数千円なので)買って帰るのですが、どこの郵便局も金曜日で休みでした。なので、一旦ホテルに帰り日本の家族とスカイプした後、1時にチェックアウト(クウェートは1時が標準らしいです)。4時過ぎのフライトの時間までの空き時間は、2時間程度のため、もう一度グランドモスクにチャレンジに行きました。
今度は運転手のアドバイス通りそ知らぬ顔でそのままモスクに入りました。全く何のお咎めもなく、お祈り時間ではないので数名のモスレムの人々が居ましたが、同じく見学に来た様子でした。さすがに自分はモスレムでないのは明らかでしたが、特に注視もされなかったので、全然問題ないようです。グランドモスクは以前にオマーンで観たモスクよりは小さいものの、白い大理石にところどころブルー基調のモザイクがあり、天井もドームも巨大で、シャンデリアも見ごたえがありました。何故かミネラルウォーターのペットボトルが大量に用意されていましたが、夜のお祈りの後にでも飲むのでしょうか!?さすがに写真撮影は遠慮して、30分程度で出てきました。

したり顔の運転手と共に、次は朝に寄ったフィッシュマーケットの隣のショッピングセンターへ時間潰しに向かいました。ラマダン中ということで、開いている店は半分以下でしょうか。店内の感じはオマーンで寄ったモールに似ていましたが、規模はドーハと同じくらいの規模があると思います。夜はきっとモスリムのクウェート人でごった返すのでしょう。
クウェート空港では、6月にカタール航空のマイレージカードランクがシルバーに昇格したのを受けて、様々な便宜を受けられました。チェックインはビジネス(あるいはファースト)クラスカウンターでOKで、ラウンジも使用可能!おまけに荷物超過で止められたものの、これもシルバーの特典でお咎めなしとなりました。家族含めてカタールエアーに相当貢献しているので、ようやく見返りが返ってきた感じです。行きもそうでしたが、ラウンジで軽食が食べれるので、腹ごしらえがただになるのが一番得した感じです。
1時間のフライトの後、ドーハ空港では例のe-gateでスルーパスのため、着陸後30分後には自宅に到着してしまい、昼過ぎまで外国にいたのが信じられない位です。それでもクウェートの運転手やホテルのコンシェルジュとの雑談で、フセインがこの道路を使って攻めて来たとか、ドーハではお酒が飲めて良いね(ラマダン中はダメですが。クウェートはラマダン以外もNGなのです)とかの話を思い出すと外国だったんだと思えます。
ということで、日本食はもちろん観光の目的もほぼ果たせませんでしたが、ホテルが良かったのでよしとしました。もちろん、近々(早ければ10月あたり)再度、訪れる予定です。今回は何だか次回のための下見みたいな旅行でした。
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朝ホテルの部屋から撮った景色です。高速道路の建設現場のようです。
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朝食のビュッフェレストランです。眺めも味もサービスも良かったですね。この場所はラマダン中だけとのことです。
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最後は中に入れたグランドモスク。公式には右上のチ


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