Sun

18

Mar

2007

070318_hagetaka.jpg

通常は「原作本」→「テレビor映画」のパターンが圧倒的に多いのですが、先日の「トゥモローワールド」に続いて、「ハゲタカ」もNHKのテレビドラマを見始めた後に、読んでみました。読み終えた感想は、面白いの一言です。しかもテレビと原作とでは、登場人物の背景も雰囲気も異なりますし、テレビを観ていても全く問題なく原作が楽しめます。

それと改めて驚いたのが、NHKのドラマ化の方の完成度の高さです。通常は原作は面白いのだけれど、映像化すると省略部分が多くて物足りないパターンが多かったのですが、「ハゲタカ」に関してはテレビ版も十二分に楽しめます。原作の密度が高い分、そのまま映像化したとすれば何ともスカスカのドラマになっていたと思われますが、限られた時間枠の中で見事に原作の持つ世界観を再構築していると思います。


裏を返せば、やはり原作の方が人物の描きこみや世界観の深さ、情勢の背景などが綿密に描かれていますが、それは書籍が持つ力の一つですから当然と言えます。

「ハゲタカ」の続編で「バイアウト」という上下巻もあり、NHKドラマの方は「ハゲタカ」+「バイアウト」の内容ということですので、是非とも「バイアウト」も読みたいのですが、どうやら新書版しか出ていないようですので、買うべきか(図書館で)借りるべきかを真剣に悩んでいる最中です。。。


この記事をシェアする

ディスカッション

コメントはまだありません

コメントはお気軽にどうぞ

※メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。


This site is protected by reCAPTCHA and the GooglePrivacy Policy and Terms of Service apply.

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

”ところによりエンジニア”