Tue
29
Aug
2023
帰省時に購入しておいた書籍の中でも読みたかった本の一つで、帰省している間に読了してしまいました。ストーリーの概要はタイトルの通りで、とある事故?がきっかけで段々体が縮んでしまう境遇に陥ってしまった平凡な男性が陥る顛末を日々の日常生活の中で描写していくという物語です。縮むペースが1日に1/7インチ(約4mm程度でしょうか)というのがみそで、まず本当に縮んでしまっているのかどうかに気付くのに結構な月日が流れて、その後、どんどん縮んでいくのですが、日々の縮み方は僅かであっても縮むにつれてその効果は大きくなっていくという、ちょっと加速度的な効果もあり、終盤に近付くにつれて物語の展開のペースも速まっていくといったところでしょうか。
リチャード・マシスンというと大分古い年代のイメージですが、亡くなられたのは2013年とあるので、つい最近までご存命であったのはちょっと驚きです。小説の描写は大分古いのですが、本作も含めてSFホラーとしての話の骨格がしっかりしているので、現代の人が読んでも充分に楽しめるのではないでしょうか。
ラストで主人公がどうなるかは読んでのお楽しみとして、決してハッピーエンドではないもののバッドエンドでもなくかと言ってこんな終わり方でよいのかどうかという、曖昧でありつつ読者に委ねるエンドも読後感としては悪くありません。縮んでいく過程で、地下室の物置に引きこもった主人公が蜘蛛と闘ったり、小さな幼児である我が子に潰されそうになったりと、SF的描写も楽しめるのかと思います。そんなに数多くの著作がない中で、ほとんどの作品が映画化されているようで、本作も大分古いのですが、映画化されているとのことです。
本作以外の著作は多分読んだことがないと思いますが、今後機会があれば別の著作も読んでいきたいと思います。





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