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01

May

2023

今週は日本もGWですが、ヨーロッパもレイバーデイ他で連休でしたので、家族とスイスに旅行としました。自宅のあるヴロツワフから直行便がある国の都市から選択すると、スイスのチューリッヒまで直行便が就航しているということと、ハイシーズン前で辛うじて割安な航空チケットだったといういつもながらの!消去法の選択ではあったのですが、スイス自体は欧州に来てから一度は旅行したいと思っていた国でもあったので、ちょうど良かったということもあります。市内のヴロツワフ空港からチューリッヒ空港までは、スイス航空の直行便で約1時間半というところでしょうか。
 今日は移動日でしたが、このシーズンの欧州は雨や曇りも多く、案の定チューリッヒ空港からは雨がぱらついている曇りの天気です。ここら辺はシーズン外の旅行では、天候がリスクではあります。とはいえ、今日はひたすら最初の目的地であるツェルマットというマッターホルン他の山への登山口となる都市まで移動する日でしたので、チューリッヒ空港から電車でそのままツェルマットの山岳の街に向かいます。一度、途中の乗り換えありますが、全部で3時間半ほどです。

 今回、4泊5日の旅行でメインはツェルマットとサンモリッツという2都市を観光目的としたのですが、移動は電車となるため、スイス旅行では定番らしいハーフウェイチケットというのを事前にネットで購入しておきました。旅行にいく直前まで存在を知らなかったのですが、このチケットは秀逸で大人の電車賃金が全て半額となる他、大人1人につき子供1人(15歳以下)にはファミリーチケットというものがそれぞれ発行されて、子供の電車運賃は何とですが!フリーとなります。
 下記にこのチケットの内容を説明しているサイトと、ネットで購入できるスイス政府観光局のサイトを添付しておきます。このチケットはメールでPDFが送付されてきますので、必ずプリントアウトして常備しておくことをお勧めします。

 このチケットは旅行中に車掌さんから必ず提示を求められるのと、QRコードをスキャンされるので、一応、スマホのウォレットに登録できるようにはなっていますが、紙で持っておくのが無難かとは思います。大人だけですと移動距離によっては要らないケースもあるのかも知れませんが、子供を含めた家族旅行の場合はほぼお得になると思います。
 我が家のケースも4人家族ですので大人は半額、子供はフリーとなるので普通に数日旅行する場合は確実にお得です。また最大のメリットは電車運賃だけでなく、観光地のロープウェイ他も割引(必ずしも半額でないケースもありますが)があるのと子供がフリーになるという同様の扱いなので、事前にネットで忘れずに購入しましょう。有効期限は1ヶ月とのことですので、旅行予定日の前後から購入してしまうとよいと思います。実際、我が家の今回のケースのように数回移動すると元は取れてしまうと思います。


 電車の小旅行のあとツェルマットに到着しましたが、予約していたアパートメントホテルまでは駅から徒歩で10分ほどです。日本でいうと高原の街の駅という感じでしょうか。非常に街がきれいで空気も澄んでいるのですが、それもそのはずで、ここツェルマットは一般自動車は乗り入れ禁止で、街中を走っているのは小さな箱型の規格の電気自動車だけです。業務用の車や建設現場用の作業車もこの規格の電気自動車のみのようで、色々なタイプの電気自動車が走っていてそれはそれで面白い感じです。自動車の排気ガスがないだけで、これだけ静かで空気が奇麗になるのは驚きで、やはり世の中、電気自動車に移行すると将来の世界は空気の済み度合いが変わるのかも知れないと実感できます。

 アパートメントに着いた後、早速の夕食はツェルマットの名産の黒い顔の羊肉とチーズ料理のラクケットが食べれるというSchäferstubeというレストランにしました。シーズン外であるためか、街も静かですしレストランなどの予約も混んでいる様子はなく、スムースにできました。

 参考にした上のサイトの記事にあった特産のラム肉(ヴァリス州にのみ生息している顔が黒い羊(シュヴァルツナーゼ)とのことです)と、ラクレットというチーズ料理などを食べましたが、記事にある評判通り全くラム肉は全くクセがなく本当に美味です。チーズもクセがなく地ビールとよく合います。



 食後はまだ小雨交じりでしたが、陽が長いので街中を散歩してみました。小さな街でシーズン前ということもあり静かでひっそりとした感じです。気温は思ったよりは寒くなく心配していた雪も山の方には見えましたが、さすがにツェルマットの街中はない感じです。本当に小さな町で、食事をしたレストランのある小さな小川に掛かっている日本人橋とアルピニストの墓地を中心にうろうろしている何度も同じ通りを歩く感じで、街中歩いても小1時間も掛からない日本だと田舎の温泉町といった趣でしょうか。

 この日本橋から含めて、晴れている街中から普通にマッターホルンが見えるとのことですが、今日は全く雲に囲まれて分かりません。観光する明日は晴れることを祈って例によって早めに就寝です。

 


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