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12

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2007

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経済雑誌などで年間ランキング1位という実績に釣られて、書籍を購入してしまいました。読書後の感想としては、1位になるほどの新鮮味はないのではというのが第一印象でした。がよくよく内容を読み返すと、実はあちらこちらで読んでいた記事や論文などの元ネタが実はこの書籍だったのではと思うくらい項目別にまとまってはいます。


骨子としてはあちらこちらで話題になっている団塊世代の退職(2007年問題)やニート少子化に伴う人口減少の内容について論じられています。どれもどこかで読んだ話題が多い中、「働くモチベーションの再生」という章の「モチベーションキラーとモチベーションジェネレーター」の話が非常に興味深かったです。

要約すると「リーダー格の人間には二種類あり、周囲の人材のモチベーションを殺す人間(これがモチベーションキラー)と、周囲の人材のモチベーションを生み出す人間(こちらがモチベーションジェネレーターがいる」という話なのですが、これが全くもって説得力がある内容なのです。

まあどこの会社にも居るのでしょうが、部下や周囲の意欲を削ぐ人間(モチベーションキラー)は会社の衰退を促し、逆にこの人と一緒に仕事をしたい!と思わせる人間(モチベーションジェネレーター)をリーダーに据えることが長期的な会社の発展につながるという論旨です。これは実体験!?も踏まえて全くその通りと思いますし、逆に自分も周囲の人間のやる気をださせる人間にならねばと改めて思った次第でした。


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”ところによりエンジニア”