Sun

26

May

2019

何度か駐在先のインドネシアやフィリピンなど海外にも寄港している自衛艦なのですが、ここマレーシアでも見学できる機会がありましたので、事前申し込みの上、早速訪ねてみました。寄港した船舶は護衛艦の「いずも」と「むらさめ」ですが、「いずも」は海上自衛隊でも最大級のほぼ空母並みの護衛艦です。「むらさめ」の方もDD型と呼ばれる汎用護衛艦ということで、海上自衛隊の典型的な戦艦!を見れるということで、本当に楽しみです!

寄港先の港であるクランは自宅のあるKLから車で1時間も掛からずに行ける場所なのですが、クランの港も広大で最初は停泊している場所が見当がつかず、最終的にスマホの艦船追跡ナビソフト(飛行機の航路追尾ソフトと同じようなもの)で「いずも」の場所を見つけ出して、歓迎式典にぎりぎり間に合うことが出来ました(念のため寄港先の停泊していた埠頭の地図をシェアしておきます)。

冒頭に30分程度の歓迎式典があったのですが、マレーシア駐日大使も来ていて日本語オンリーでしたが、暑い中で整列している自衛官の方々はご苦労様でした。司令官や艦長のような方がご挨拶されていましたが、軍人らしいさっぱりと簡潔な挨拶が印象的でした。
その後は早速、「むらさめ」から艦内の見学が始まったのですが、結構な大人数ということもあり、乗船のタラップはちょっとした渋滞です。飛行機はしょっちゅう乗っている感じですが、船というのは滅多に乗った記憶がないので、軍用船の武骨なタラップとはいえ新鮮な感じでした。
乗船を待っている間に、海上自衛隊の隊員の方が気軽に記念撮影に応じてくれます。白い士官服の方もすがすがしいですが、水彩調の迷彩?ユニフォームも新鮮な感じです。普段は接触する機会が全くありませんが、こういった普通の方々が日々の国防に貢献してくれてるのかと、改めて認識知る良い機会かと思います。
「むらさめ」に乗船すると、甲板の上だけですが武器を中心とした装備に触れることができます。護衛艦そのものもそうですが、こういった武器というものも間近で見る機会はもちろんですが、触れることなどこれまでなかったので、本当に新鮮ではあります。まさに「沈黙の艦隊」の世界ですかね。


「むらさめ」を見学した後はお昼休憩をはさんで、午後から反対側の桟橋に見えていた「いずも」の見学です。こちらは「むらさめ」と違って、まず乗船からしてどこかのスタジアムの会場に入るようなスケールの大きい開口で、皆同時にどんどん入っていけます。入ったところは船内の格納庫のようで、ちょっとした学校のグランド並みの広さがあります。そこで、隊員の方によるロープの結び方や、制服、ヘリコプターの実機乗船などさまざまなイベントが同時開催されていました。
そのあと、2,3のグループに分かれて戦闘機用のエレベーターに乗って、甲板へ移動します。これがまた凄くて、甲板へ出た時の衝撃もさることながら、空母並みの最新装備に本当に驚きました。スペック詳細上はヘリコプターを最大14機搭載可能とのことで、まさにヘリコプター空母ではないでしょうか。エレベーターで甲板にでるとその広さに圧倒されます。甲板でサッカーが出来そうな広さですかね。これが大洋に航海できるのですから、本当にスケールの大きい話だと思います。

甲板上でも海上自衛隊の隊員の方が手旗信号のパフォーマンスなどを実施してくれて、子供たちは飽きないメニューになっていました。
広報用なのだとは思いますが、下敷きやら団扇やらペーパークラフトなどのグッズも沢山いただけて、なかなか充実した護衛艦見学でした。

普段の生活ではなかなか自衛隊しかも海上自衛隊の護衛艦などに足を踏み入れる機会はありませんが、日本の税金で日々の国防に貢献してくれている船舶や装備、そして隊員の人達と触れ合える貴重な機会だったかと思います。なかなか、タイミングよく寄港地に駐在しているとも限らないのですが、今後も機会があればまた参加してみたいイベントです。


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