Sat

02

Jun

2018

たまたま日本への出張の時の機内映画で、今でずっと観たくて、ただAmazon のDVD中古価格が値下がらないので観れなかった映画「バタフライ・エフェクト」がいきなりラインナップにありましたので喜んで観て観ました。映画自体は古い製作で ですが、観たかった理由はタイトルでもあるバタフライ効果と言う物理用語(カオス理論)をモチーフにしたストーリーでしたので、多少の古さは気になりません。
内容は、あるきっかけで過去にタイムトリップできる主人公が、過去の出来事を変える事で未来の自分を含めた周囲の人々の命運も変えてしまうというSFです。バタフライエフェクトという事象は物理のカオスを説明する時の例えで、蝶が羽ばたく程度の変異でも地球の裏側では嵐が起こるというもので、映画では主人公が良かれと考えて過去のちょっとした出来事を変えてしまったことで、未来が思わぬ結果となってしまうというロジックで描かれています。
 前半は主人公の幼少から大学生までが描かれているのですが、伏線として何度も意識喪失を経験します。最後に分かるのですが、その意識喪失のシーンのところに、大学生となった主人公がタイムトリップして戻ってくる箇所になるのですが、通算で4、5回タイムトリップしていることになるのでしょうか。
 過去のちょっとした事件なのですが、それを変えてしまったことで自分はおろか周囲の人の運命を大きく変えてしまいます。その度にタイムトリップを繰り返していわば「ドツボ」にはまっていくのですが、ここら辺が現実にも過去のちょとした出来事の積み重ねで今の自分と周りの人があるのだと考えさせられて、今さらながらに人生の運命や偶然について考えさせられてしまう映画です。そこのところがこの映画の面白さと魅力になっているのでしょう。
 主人公が最後のタイムトリップで、ヒロインでもある女の子との出会いそのものを変えてしまって、結果としては皆がそれなりに収まって終わるのですが、彼女を含めた周囲の友人や家族がうまい結果となるために、彼女との人生を失うのは、猛烈な皮肉というか全てが上手くいかないというアンチテーゼになっています。
 映画そのものは、期待通り面白かったです。この映画の続編もあるようですが、ラストが上手く終わっているので、特に駄作っぽい続きなら観たいと思いません。結構、普遍的なテーマでリメイクされても良さそうですが、知る限りでは特にリメイク版もないと思います。似たような雰囲気のあった昔の名作「オープンユアアイズ」は、後年にバニラスカイとタイトルは変えましたがリメイクされているのですけれどもね。機会があったら是非おすすめする映画です。


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