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03

Feb

2017

とうとうついにですが、長くなった海外生活で、しかも4か国目にして初めて車を自分で運転することとなりました。正確には15年前近く前に、初めて国外に出た友人の結婚式のグアムにて、レンタカーを運転したことはあったのですが、その時は慣れないラウンドアバウトに恐怖して2時間もしないうちに終了した苦い記憶があります。今回は事前にマレーシアに入ったら自分で運転だよ!と予告されていましたので、1月の一時帰国時に国際免許証も取得済みなので、心も含めて?準備万端です!。といってもいきなり一人で公道に出るのも何なので、先日の祝日の午前中に、会社のドライバーに助手席に座ってもらって、一緒に仕事場となる現場やら近くの本社やらに往復してみて、大体の感じは掴んでおきました。
 ここでマレーシアの道路事情なのですが、初日に空港から車で来て以来、その道路の綺麗さとどこからどこまでが有料道路なのかさっぱりわからず、複雑な立体交差(インターチェンジ)にびっくりしながらも、子の感じであれば問題ないなという印象ではありました。実際に走行してみると、総じて日本よりはやはりマナーは悪く(車間、車幅は詰まくりで、車線変更時にウィンカーを出さないなど)、そこら辺は注意が必要ですが、何しろ道路が渋滞知らずでかつ広々していて、スピードが出易いのも仕方がないなというくらいの、道路インフラは整っています。
 当初、イギリス式でラウンドアバウトが多いとは聞いていたのですが、KL中心部ではほとんど見掛けず、郊外の一般道でようやく見掛ける程度です。信号は、右折直進(時にはUターンも)個別に矢印での信号なので、日本より親切な位でしょうか。左折ターン合流もほとんど用意されていますし。といっても、マレーシアならではの特徴は、下記になるでしょうか。

 

1.有料道路区間と一般区間の区別がない(というかわからない)
 これはこちらのブログにも書かれていますが、もう諦めて素直にWazeのナビ通りに走って、料金所があったらSmartTagで通過するのが一番です。どうやらPFI方式で整備された道路が原因?で、有料区間が一般道にまぶされているのでしょう。それでも道路インフラは綺麗で凸凹などなく、本当に走っていて快適です!ちなみに物価の安さもあってか、区間で徴収される料金は数MR程度で大体一桁程度です。

2.オートバイを含めたスピードオーバーの車に要注意!
 日本でも稀にかっ飛ばす車たちに出くわしますが、こちらではその頻度が半端ないです。先述の事情で、道路がとにかくスピード出し易いので、なんだか分かる気もしなくもないです(自分もなれるとスピード出しそうで怖い。。。)。そんなんで、常にバックミラーとサイドミラーには気を配って、特にオートバイはあっという間に現れて、こちらが100km/s超でもビュンビュン抜いていきます

3.WazeとSmartTag(Touch&Go)は必需品
 まだ3日間だけのドライブですが、既に手放せないのがWazeというスマホアプリです。実は以前から入れてはいたのですが、見難くて使いにくいソフトだなーと、ろくに使っておらず、ネシアではもっぱらGoogl Mapを愛用していたのですが、自分が運転する立場になるとWazeの凄さというか優秀さが分かりました。これはナビに特化するとこれ以上のソフトはないぐらい便利で使いやすいです。特に、1.の立体交差と出入口が超複雑なKLの道路も、Wazeにかかれば手取り足取り、自分の走るべき車線や距離など全部、日本語で丁寧に指示してくれます。おかげで道路間違えたのは今のところ1回きりです。
 それとSmartTagです。日本のETCと同じなのですが、優れているのは自分で端末に触れるTouch&Goを端末にセットするだけなので、両方とも使えます。といっても通常は自動で通過出来るSmartTagしか使う場面はないとは思いますが、万が一、故障したり閉鎖されている時はTouch&Goゲートに行けるので便利です。

 ざっとはこんな感じですが、ホテルから35kmほどのところにある職場(現場)へも30分程度で着いてしまいます。あのジャカルタの渋滞の悪夢(同じ位の距離のデルタマスで、普通で2時間、最高記録は6時間が2回ありましたからね。。。)に比べると、隔世の感があります。しかも自分で運転出来るので、ドライブ好きは逆にストレス発散になると思います(疲れている時は集中力の欠如にご注意ですが)。
 他に面白かったのは、ガソリンを入れるときに何故かデポジット的にお金をレジに預けないと給油開始できません。結局、給油後に入れた分だけ清算されて戻ってくるのですが、「なんで?」とドライバーに尋ねたところ「給油だけして走って逃げちゃうでしょ、普通」と返ってきたので、ここら辺はやはり外国だなーと思いました。Wazeですが、初日に助手席のドライバーがいきなりシートベルトをしだしたので、「?」と思ったらいきなり警察の取り締まりが出現!どうしてわかったのかというと、Wazeに表示されていました。これはユーザーの口コミ投稿で表示される仕組みのようで、他にも路肩停車中の車や渋滞状況はもちろんですが、すべてほとんどリアルタイムに反映されています。日本のVICSが懐かしいですが、もうそれより全然強力で正確でスマートな仕組みがただで!手に入る時代なのですね。ほんとに凄いことです。
 ということで、初日に早速寄ってみた1 UtamaのショッピングモールのENEOSで購入したスマホスタンドを設置して、ついでにWazeの唯一の弱みともいえるバッテリー消耗を抑えるためにシガーソケットから充電してあげれば、これをBlueToothでカーオーディオに接続したらもう無敵のカーナビの誕生です!実際に日本でもどこでも使えるそうなので、今時はもうだれもパイオニア(paioneer)のカロッツェリア(carrozzeria)などは使ってないのでしょうか?学生時代には大変お世話になりましたが、本当に技術革新は早いと思う一例です。
 帰りに立ち寄ったドライブインのSubwayで遅い晩飯を食べましたが、なんとパーキングには電気自動車用の充電ステーションがさらっと設置してありました。マレーシアでももう電気自動車!?などと思いつつ、本当にあっという間に技術は普及するのだなーと思った今日この頃でした(単に自分が歳くっただけとも思わなくもないですけども。。。)。


 
・これがSmartTAGとTouch&Goのカード。左のようにカードをセットして使うと日本のETCと同じような使い勝手になります。まだ試していませんが、Touch&Goは市内のMRTやバス、一部のパーキングにも使えるマルチなカードとのことです。

 
・1 UtamaのENEOSで購入したスマホスタンド。ENEOSも驚愕の品揃えです。

 
・ドライブインのお店も十分です。なんと電気自動車ようの充電スタンドもありました!


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