Thu

14

Apr

2011

今まで何度も買おうと思ってついぞ買ったことのなかったスキャナーというものを、今回初めて購入しました。最近のプリンタ複合機には スキャナ機能も付いているらしいのですが、自宅のインクジェットも結婚前に買ったもので既に6年前のものですし、この間にいわゆるスキャナの位置づけも随分変わりました。その一つがいわゆる”自炊”と呼ばれている書籍を電子化する作業などです。この”自炊“の3種の神器の一つがスキャナとなるわけですが、その中でも定番とされているのが今回購入した富士通のScanSnapS1500です。発売から2年経っていますが、未だに人気機種であり逆を言うとそれだけ完成された機器ということなのでしょう。

今回、我が家(といっても賛成したのは私だけですが)が購入した目的も昔の葉書や捨てるに捨てられない書類を電子化して整理するというものです。一先ず見送りになった海外帯同に向けても、荷物を軽量化するという言い訳でなんとかかみさんに購入を許してもらった次第です。


ということで、帰国の少ない時間の中ですが買ったほったらかしにしていると返品されかねないため、早速スキャン作業を開始しました。まずは、幼稚園の年代から保管されている年賀葉書を電子化してみます。両面スキャンが売りということで葉書もなんらく電子化されていきます。機器本体もさることながら、付属のソフトが良くできているのは、大量の書類を読み込む時にソフト上で継続するオプションがあり、編集しなくとも一つのPDFで保存してくれるなど、さすが”自炊”の目的と方法をよく考慮して考えられています。

また、機器本体も無駄なボタンなどがなく、電源もカバーを開けると自動でONされるなどよくできています。何より驚いたのがその小ささとデザインの良さです。机の上のスペースがほとんど無い中、これであれば置いておいても文句も言われずに済みますし、スペースも最小限ですみます。AdobeのAcrobatが標準で付属していることも、価値がある以上に、この機器の使い方をよく考えていることの証でしょう。
書籍をわざわざ電子化する”自炊”までは今のところ興味はありませんが、捨てられない書類や逆にバックアップが必要である重要書類などをPDFにして、ネット上のストレージに置いておけばこれ以上の保存先はありません。2年経っても価格が落ちない機種ですが、値段に見合った完成度と使い勝手で満足できるスキャナです。唯一、読み込みが送り込み方式のため、分厚い書籍のページなどはちょっとスキャンできません。これは仕方ないですかね。今後もほこりをかぶらないように、順次使い込み方法を考えたいと思います。
蛇足ですが随分前にも経済紙でこの機種を開発した会社PFUの記事を読みましたが、業界標準ともいえるこのドキュメントスキャナを開発した会社ですが、今は富士通の完全子会社なのですね。
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・数年間に購入したインクジェットプリンタ(EPSON PM800G)との比較。コンパクトさが分かると思います。

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”ところによりエンジニア”