Sun
23
Nov
2025
バンコクは11月の初旬から急に気温が下がって(といっても朝で20℃位)雨も無くなり、湿気もない欧州を想い出すような気候になっています。タイにこんな季節があるのかと驚きましたが、例年雨季が終わって乾季に移行するこの期間はこんな感じの過ごしやすい気候となり、まさに観光のベストシーズンが始まるということです。そんな気候でもあり、せっかくですので兼ねてから行ってみたいと(かみさんが言っていた)バンコクのチャオプラヤー川に浮かぶ人口島!?であるバーンガジャオという自然溢れる場所にサイクリングに行ってみました!
このバーンガジャオへの行き方ですが、自宅アパートのあるトンローからローカルバスで20分程度で着くクロントゥーイ港からチャオプラヤー川を渡る渡し船が出ているということで、バスで向かってみました。


ちなみにこのローカルバス(赤バスと青バスがあり、青いのはエアコンありで赤バスよりきれいです)ですが、今回は赤バスに乗ってみましたが、20年前にバンコクに旅行した時を思わせる年季の入ったバスで運行されており、乗り込むとこちらも変わらない筒形の金属製のお釣り入れをいれた車掌さんが切符を一人づつ配布してくれるシステムです。ただ、外観はぼろぼろのバスですが、ちゃんとGPSと液晶モニターは追加設置されており、運行状態もアプリでしっかり確認できるようになっていますので、外観によらず使い勝手は悪くありません(まあ乗り心地は見た目通りの感じですが。。。)。
クロントォーイ港はバンコクでは大きな港だと思うのですが、船着き場周辺はローカル色が漂う古い感じで、船も大きめではありますが、古めの渡し船です。乗ること数分で対岸のバーンガジャオの船着き場であるM-Bikeというレンタル自転車が併設されている場所に到着します。ちなみに、自転車レンタル屋は他にもありそうでしたが、船着き場から行って帰ってくるのでここのM-Bikeで借りるのが一番良いのかと思います。
M-Bikeの船着き場から早速自転車で走りだしますが、聞いていた通りバンコク市内とは打って変わって自然溢れる田舎の街並みが出現します。車も走ってはいるものの数も少なく、久方ぶりに外で深呼吸してもよいような雰囲気があります。車道はアスファルトで整備されているので走りやすく、きちんと自転車用の路肩も表示されており、バンコク市内とは全く違うサイクリング環境です。
取り敢えず目的としたバーンナムプン 水上マーケットまでは30分位でしょうか。道は船着き場から道なりに真っ直ぐ大きな通りまで走っていき、通りを2回ほど曲がれば到着します。
一応、水上マーケットとありますが、訪れた日は水上マーケットの船は見当たらず、もしかしたら以前は観光用の船上マーケットもあったのかも知れませんが、今は使われていないのかも知れません。マーケット自体の規模は、両側に屋台が並ぶ回廊がコの字型にぐるっと並んでいる形で、お店を一つ一つじっくり見ながら回ると小1時間程度はかかるかと思います。売られているものは、観光客向けのお土産屋小物グッズ等から産地の果物や揚げ物チップスといった簡単につまめる屋台フードなどが所狭しと並んでいます。我々もホタルイカの揚げたおつまみなどを買って食べてみましたが、まあ美味しかったです。
マーケット巡りの後は、お昼ご飯を食べに途中のサイクリングロードで見かけたローカルフードのレストランに立ち寄ってみました。今回のバーンガジャオ内の道中では、大きなショッピングモールのような建物は見かけませんでしたので、お昼を食べるとしたらこういった小さなレストランが屋台フードになるのかと思います。今回立ち寄ってみたローカルレストランはこじんまりとしていますが、中庭を挟んだオープンエアのテーブルが並んでいて一通りのローカルフードがメニューにある感じでした。店内は物凄く清潔で、選んだメニューで食べてみたカオパッカイなどの定番タイローカルご飯はどれも美味しくリーズナブルで満足でした。
お昼ご飯の後は、そのまま最初に到着した船着場へ戻り、再び対岸のクロントォーイ港経由で帰りも結局ローカルの赤バスでした。半日サイクリングをしても汗もそれほどかかず日差しもまだそこまで強くないので、この季節はサイクリング日和なのではないかと思います。何より大気汚染がしんどい市内の環境から1時間かからずに自然の溢れた比較的クリーンな空気が味わえるエリアへサイクリングに行けるというのは大きなアドバンテージかと思います。また季節が良い時期に、今回行けなかったバーンガジャオ人工島内の名所巡りなどに再チャレンジしたいと思います。



















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