Mon
13
Oct
2025
最終日の3日目はゆっくりしながらホテルの朝食の後に、アユタヤ駅から電車でバンコクまで帰宅してみました。アユタヤ自体が実際は日帰りでも十分観光できる街ですので、今回2泊3日はちょっとのんびりし過ぎかなとは思いましたが、実際に来てみるとバンコクとは違うのどかな田舎の雰囲気と、久しぶりに深呼吸できる自然があるよい環境で、もう少し滞在してもよかったかと思える街でした。
今回は行きはドライバーさんの車で来て、帰りはチャオプラヤー川下りでもしながらゆっくり帰ろうかと思ったのですが、調べてみるとパッケージのツアー以外ではチャオプラヤー川のボートは運行していないらしく、しかも昨日に自転車で最初はアユタヤ駅から対岸の渡し船で渡ろうとしたのですが、雨期の増水で運行していないとのことで結局は2台に分乗してトゥクトゥクで戻ったという経緯もあり、ボートでバンコクまで戻るというのは難しかったというところです。
ということで電車でのんびり帰ろうということで、ホテルでの遅い朝食の後にグラブでアユタヤ駅まで行ってみました。多分、20年前にも使ったかとは思うのですが、さすがに記憶には残っていません。それでもアユタヤ駅は想像以上にローカル色が強い感じで、何かタイの経済発展から取り残されているような印象です。
駅構内は特に何の変哲もないローカル路線の駅といった感じで、チケットも窓口で購入しましたが、驚いたのは駅のローカル度だけではなく、驚愕のチケットの値段です。たまたま一番早い電車がローカル路線のファン無し自由席というカテゴリだったというせいかも知れませんが、なんと一人15バーツという乗車券です!これでバンコクまで帰れてしまうのですから、一体いつからこの値段なのだろうという感じです。もしかしたら前回使った20年前から変わっていないのかも知れません。
それでも一部発着案内は電子表示のようにもなっていますし、ただ本数はローカル電車が1時間に一本程度で、特急のような電車が一日2,3本発着しているようです。駅の露店もローカル色満載ですし、本当に田舎の電車の駅といった感じでしょうか。待つこと半時間程度でやってきた電車も物凄く古く、昭和の日本の機関車の中古品といった趣です。車内はチケットの通り冷房はなく壊れた扇風機だけでしたが、時期が雨季だったせいもあり、今回は特に不便さは感じませんでした。
車内には売り子が飲み物やお菓子など何でも売りにきますが、ここら辺もローカル色満載でそこら辺の普通のおじさん、おばさんが売りに来ているような印象でした。そんなローカル電車でしたが、数駅を挟んでバンコクのフアランポーン駅までは1時間半程度で到着してしまいます。途中、クルンテープ・アピワット中央駅というところに停車し、そこでほとんどの乗客が降りて行ったのですが、バンコクの駅と言えばフアランポーン駅という知識しかなく、後からほとんどの長距離特急や急行は新しいクルンテープ・アピワット中央駅に発着が移管されたということを後から知りました。
それもそのはずで、フアランポーン駅に到着してみるとローカルホームからセンターの構内にいってもほとんどの出店がクローズしており閑古鳥が鳴いている状態で、休日なのにどうしたことなのかと不思議に感じたものです。
ということで、フアランポーン駅からブルーラインと呼ばれる地下鉄を経由してアソーク駅でBTSで乗り換えて、最後はトンロー駅からいつもの赤バスで家の近くの通りまでという、最後までローカル乗り物で帰宅しました。ちなみに今回アユタヤ滞在中は、地元の名物のお菓子でもあるロティサイマイというロティに日本でいう綿菓子を巻いて食べるスイーツを何度も食べましたが、不思議な組み合わせでどうかと思いましたが、病みつきになるような美味しさでした。バンコク市内でもたまに見かけます。
ちなみに今回宿泊したホテルは、Centara Ayutthayaという高速沿いに建っているモール直結の新しいブティックホテルのようなところでしたが、奇麗でブッフェの朝食も美味しく、唯一は観光地の市内まで20分程度の足が必要という以外は快適に過ごせました。取り敢えず近郊の定番観光地であるアユタヤに行ってみましたが、せっかく駐在することにもなったタイですので、次回の連休はもう少し穴場の場所に行ってみたいとは思います。
















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