技術士【衛生工学部門】合格のツボ!

8.口頭試験対策

暑い夏の筆記試験を終えて口答試験の結果(H26年度の場合は10月30日が筆記試験発表でした)が出るまでは丸2ヶ月以上もあります。以前でしたら、そもそも筆記試験の手応えはゼロでしたので、準備どころか択一問題の答え合わせもせずに、10月が来てから「あーやっぱりダメだった」というのがパターンでした。しかしながら、この年は曲がりなりにも「受かるつもり」でいましたので、約1週間(数日後)には公表された択一問題の答え合せから恐る恐る入りました。実は答え合わせの前は「絶対に余裕で60%確保している!」という根拠のない自信があったものの、実際に確認を始めると意外に!問題を落としており、最後の設問に近づくにつれてこれまた「(今までの努力が全て気泡に帰すという)恐怖」に襲われた記憶があります。
 結果は、1問差でぎりぎりクリアでしたので、もうほとんど山勘で回答した設問が5問程度はあった中で、やはり運の要素が大きかったのかとは思います(もちろん、前向きに見れば山勘の5問以外はきちんと取れるように勉強できていたからこそ、筆記試験の合格という運が転がり込んだともいえなくもないのですが。。。)。この1,2問の差にどれだけの受験者が涙を呑んでいるのかは、例年の二次試験筆記の合格率が示すとおりです。

 ちなみに試験制度改定後のH31年度からはこの択一問題そのものがなくなり、結果として60%の足切りもなくなるとのことでしたので、良くも悪くも筆記試験直後で涙を呑むシチュエーションはなくなるということでもあります。私の場合は前述の通りで、まさに首の皮一枚でつながった命運でした。通常ですとなかなか10月までの期間を口答試験対策に当てようというモチベーションにはならないのが常かと思います。かくいう私も「筆記が受かったら10月以降はまた勉強漬けだから今のうちに息抜き!」という安易な言い訳を設けて、当時駐在していたフィリピンでゴルフ三昧だった記憶があります。

 そして、迎えた筆記試験の発表の日は、時差がありつつも早朝からベッドの中でスマホを見ながら技術士会のHPに何度となく更新をかけて、ついに発表された時刻に間髪入れずにPDFを開いた記憶があります。そして暗記していた受験番号を見つけた直後は、やはり嬉しさのあまり家族に言触らし!?に駆け回った大人気ない記憶が残っている感じです。結局、試験結果が発表された直後の11月最初の週末も以前から予定していた家族旅行(バタネス)には行ってしまいましたので、旅行から戻った週明けから本格的な口頭試験対策モードに入った感じでしょうか。

8-1.筆記試験合否発表までにするべきこと

 前置きが長くなりましたが、自分の場合は先述の通り筆記試験終了後から筆記試験合否発表までの約2カ月半という長い期間は、ほとんど何もせずに過ごしてしまいました。しかし、筆記試験が合格した後にやはり筆記試験直後にやっておけば随分と労力を省くことが出来たはず!と後悔したことも多々ありましたので、その点も踏まえて筆記試験後にやっておくべき(やっておけば良かった)ことを述べさせていただければと思います。

筆記試験内容の再現

 ほとんどの試験対策の書籍やもちろん「合格のツボ」にも書かれていることですが、筆記試験直後の記憶が鮮明なうちに筆記試験で提出した内容を自分で再現しておくことが非常に重要です。実際に筆記試験の際にあれだけ苦労して書き上げて提出した答案内容も、2,3日過ぎるともう過去のことで、あっという間に忘れていってしまいます。かくいう私自身も実際に口頭試験対策のための筆記試験内容を再現したのは11月に入ってからで、全くもって反省然りというか後悔先に絶たずなのですが、11月ではほとんどの答案内容を忘れてしまっており、結局は完全な形での再現論文にならなかったと感じております。

 それでも筆記試験直後にかろうじて、一言二言のキーワード程度はメモの形で書き始めていたこともあり、口頭試験の参考になる形にはすることができました。時間がない方でもキーワードていどは残しておかないと、とてもではないですが2か月前の答案内容を完全に再現することはおろか、半分も書き上げることは出来ないのではないでしょうか。こんな状態でしたので、私自身の筆記試験の答案再現は結果的には書き上げることはできたものの、実際に提出した答案内容と比べると再現率は相当低いと思われ、実際に提出した答案とどの程度同じ内容であるのかは疑問符が付いたままではありました。

 順番が逆になりましたが、この筆記試験内容は口頭試験で尋ねられる項目の可能性があるということで、口頭試験対策のメニューから外す訳にはいきません。実際には、試験時間が短縮された試験制度の中で尋ねられないケースも多いのかとは思いますが(実際に私の場合も、全くもって筆記試験の内容には触れられませんでした)、万全の準備をしてこそ口頭試験の突破が見えるわけですから、対策を怠って口頭試験本番で後悔することは避けなければと思います。そのような趣旨からも、当たり前の話ですが繰り返しになりますが筆記試験の答案再現は、記憶が新しいなるべく筆記試験の直後にある程度はきっちり仕上げておくことが大事かと思います。

問題種類 問題枚数(全7枚) 問題テーマ 再現論文
Ⅰ:択一問題      
Ⅱ-1:専門問題(語彙) 選択科目-Ⅱ-1(1枚×2問) 地中熱利用システム
一次エネルギー換算
Ⅱ-2:専門問題(計画) 選択科目-Ⅱ-2(2枚) 複合用途建物の基本計画業務
Ⅲ:課題解決問題 選択科目-Ⅲ(3枚) 事務所ビルのZEB化

択一問題の合否確認

 冒頭で申し上げた通り、筆記試験から約1週間程度ないしは数日後には択一問題の解答が正式に発表され、すっかりお馴染みになっている技術士会の二次試験サイトにも掲載されますので、解答番号が載っているPDFをダウンロードすることができます。実際には1週間も待たなくても巷にある試験対策の会社や個人のサイトでも、ある程度は正確な択一問題の結果が試験日の翌日位には判明しているのではと思います。私の場合は試験当日の感触が何とも言えない感じでしたので、試験からひと先ずは解放されたという気持ちもあり技術士会のサイトの正式発表まで待っていた記憶があります。
 といっても当時の試験制度では択一問題の足切り(60%以上の正解)がありましたので、待っていても結果はいづれ分かってしまいますので、早めに答え合わせをしてしまうのも良いのかと思います。当時の試験制度ではこの択一問題の合否確認で、10月末の筆記試験の結果発表を待たずに筆記試験そのものの合否(足切りライン)が判明してしまう状態でしたので、ある意味では非常に重要かつ節目になるタイミングだったかと思います。現時点での試験制度では、足切りラインはなくなりましたし、そもそも択一問題そのものがなくなりましたので、答え合わせをするというタイミングはなくなったのかと思います。

口頭試験体験の情報収集

 これだけは私自身がそうだったのですが、筆記試験の合格発表までの何とも中途半端となるモチベーションの中でも唯一、実践できていたことです。後述する口頭試験模擬で大変お世話になった「SUKIYAKI塾」をはじめ、巷の様々なWebサイトに口頭試験の再現論文や体験集を見つけることができます。もちろん、個人の方が有志で提供している情報になりますので玉石混交であることは否めないのですが(ちなみにこのブログサイトも全くもって同じ一個人の私的情報ではありますが)、貴重な体験談や情報を時間を割いてサイトに掲載してくれているという発信している側の気心を思えば、一見の価値がある情報が多いのかと思います。

※当時にブックマークしていたサイトのうち、まだリンクが切れていないものを下記に提示します(半分以上のサイトがリンク切れになってしまっていました…)。

 

※またこちらは「SUKIYAKI塾」のサイトにある二次試験と口頭試験の体験集のページです。

 

 またネット社会である現在だからこそ、先述した容易に手に入るサイトの情報も便利な反面、知人や会社の情報網から得られる社内・学校の先輩の体験談や直接の話というのも重要なのではと考えます。実際に私自身も今年だけに限ったことではないのですが、大学の先輩や社内の知人の合格体験記、アドバイスは可能な限り入手しました。会社によっては、組織的に体験談を収集していたり同じ分野の合格者を指南役として紹介してくれたりという話も聞いていますので、最大限に活用するのは言うまでもありません。本気で勉強している人こそどうしても受かりたいという気持ちで試験勉強に臨んでいる訳ですから、言葉は悪いかも知れませんが「手段を択ばず」に出来ることは何でもやりましょう(当たり前ですが、人に迷惑を掛けずに正当な手段の限りであることは言うまでもありません。。。)。

 以上、筆記試験直後から筆記試験の合格発表の間までに最低限実施しておいた方がよいと考えられることを3つ述べさせてもらいました。もちろん、後述する口頭試験対策の勉強を筆記試験直後から早速始めるのがベストであることは言うまでもありません。しかしながら、長い筆記試験が終わった解放感と自己採点だけでは筆記試験の合否が判然としない(記述式が中心のテストのため)試験の性格を考えると、相当な自信がある場合でないと口頭試験対策の勉強を始めるモチベーションも難しいとは想像しています。

8-2.口頭試験対策の内容

 この口頭試験ですが、まず最初にこれから受験する方の参考になるのかどうかという点から、私が受験したH26時と直近のR03の違いを下記表にまとめてみました。

H26(試 問 時 間:20分間) R03(試 問 時 間:20分間)
Ⅰ 受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力 Ⅰ 技術士としての実務能力
1.経歴及び応用能力 60点満点 1.コミュニケーション、リーダーシップ 30点満点
2.評価、マネジメント 30点満点
Ⅱ 技術士としての適格性及び一般的知識 Ⅱ 技術士としての適格性
2.技術者倫理 20点満点 3.技術者倫理 20点満点
3.技術士制度の認識その他 20点満点 4.継続研さん 20点満点

 当時と大きく異なるのはⅠに該当する内容になるのかと思います。試問時間自体は既に20分に大幅に短縮された後でしたが、やはり経歴等の暗記は必須でしたので、直近の試験大綱を見た限りでは、「Ⅰ技術士としての実務能力」が当時とは大幅に異なっているように見受けられます。口頭試験対策については「SUKIYAKI塾」の下記のページに詳述されていますので、まずは下記ページの一読をお勧めいたします。

 

 こちらのサイトの内容を拝見させていただいた限りでは、直近の試験内容の改正は平成31年度(2019年)に行われているのですが、Ⅰに該当する「Ⅰ技術士としての実務能力」も実際の内容は私が受験した当時の内容とそれ程大きな違いはなく、むしろ既に実際の諮問内容に合わせた形で試験内容の方を合わせに来ているといった印象です(要は私が受験した当時も実際に質問される内容は、経歴に即したリーダーシップやマネジメントについての観点は重要だったかと記憶しています)。また、現在の試験内容自体も基本は「受験願書に付けた経歴票詳細例=小論文を含む)に関して質問がなされ、その中で業務遂行能力が確認されます。」とありますので、以降で詳述させていただいている当時の口頭試験対策もベースのところでは参考になるのではと期待しています(実際の試験は受けられた方しか分からないところではありますので、その点についてはご容赦頂ければ幸いです)。

 前置きが長くなり恐縮ですが、以上のように私が受験した当時とは試験内容が改正されているという前提で、参考いただければと思います。

 前述した口頭試験内容を紐解いていくと、実際に口頭試験対策として実施すべき具体的な対策(アクション)の柱となるのは、下記の4つの項目かと言えます。

1.業務経歴と技術体験論文の説明(と関連質疑)
2.筆記試験内容の確認(と関連質疑)
3.技術士制度及び技術士法の確認(3義務2責務と倫理要綱)
4.技術者倫理の事例など

 ここで、上記4つの項目をどのように勉強(対策)していくという方向性を決める際に、先述した既に当時でも沢山の個人の方のWebサイトにある口頭試験の体験記や対策ブログを読み込んでみると、一定の方向性というかおおよその傾向が何となくですが漠然と掴むことができます。
 まずこの4つの項目の中でも、「1.業務経歴と技術体験論文の説明(と関連質疑)」と「3.技術士制度及び技術士法の確認(3義務2責務と倫理要綱)」については、どんな分野の試験でも共通して必須項目(必ず質問される項目)であることが分かります。
 次に「2.筆記試験内容の確認(と関連質疑)」については、個人別に筆記試験の出来次第では全く質問されなかったり、時間が余ったケース?で試問される傾向が多いという印象です。
 最後の「4.技術者倫理の事例など」についても、必須というよりかは人によっては念押しで聞かれたり、2.と同じく時間が余ったケース?や1.や3.の質疑の流れの中で聞かれる程度という感じがします。特に私が受験したH26年は前年のH25年の試験改正で、口頭試験の試問時間が30分から20分(ただし、10分間の延長可)に短縮されたということもあり、時間が余るケースというのは余り考えなくてもよいという感じもしました。

 そうは言っても苦労して合格した筆記試験を思えば、最後の合格に向けて口頭試験は(当たり前なのですが)絶対に落とす訳にはいかないため、ヤマを張るような愚は犯せません。また口頭試験の本番までの時間は限られているものの、筆記試験の物量を思えばまだまだ余裕があったと言える状況でしたので、当然の帰結として4項目の全てについてきちんと対策をしていく前提で進めていった記憶があります。そのような前提の上であくまで優先度としての重点を置いたのが、1.と3.だったという程度かと思います。

技術士法と3義務2責務と倫理要綱の暗記

 まずは「合格のツボ」にあるとおり、口頭試験の基本中の基本である技術士法と3義務2責務、技術士倫理要項をペーパー1枚にまとめて、家の中には3箇所(当時は食卓がガラス貼りでしたので、自分の席の食卓、クローゼットの扉の前、そしてトイレの中)と手帳と仕事のノートの裏表紙に貼り付けて全文の暗記を始めました。要は普段の毎日の生活で必ず目に付く個所に貼り付けて、嫌でも!?目に付くようにしてしまうということです。そして平行して、やはり「合格のツボ」にあったとおりこれらを音声ファイルとして吹き込んで、筆記試験と同じようにiPhoneで日夜聴いていました。いわば視覚と聴覚の両方で暗記をすることを心掛けました。

技術体験論文の暗記

 そして口頭試験で避けては通れない技術体験論文も、説明時間である6分間に納まるように文章を推敲した上で、同じく音声ファイルにて吹き込み直してiPhoneで日夜聴いていました。「暗記」としていますが、実際には一字一句を暗記するのではなく(筆記試験の時と同じ考え方で)本番で自分の言葉としてスラスラと説明できるようになることがポイントです。そのため、「内容を暗記」することに重点をおき、推敲した原稿は内容を箇条書きにしてあくまで内容をインプット(暗記)することに専念しました。筆記試験もさることながら口頭試験は試験官の目の前で言葉で説明するので、一字一句を暗記してもあまり意味はなく、問いかけられた質問に応じて、体験論文の内容を引き出せるようにすることを目的とするのが肝要です。ちなみに体験論文自体は言わずと知れたことですが、最初の二次試験出願時に出願書類の一部として提出していますが今更ですが体験論文の基本的な構成は、業務の基本的な概要(時期や場所なども)>その業務を行う際の課題と問題点>それらの具体的な解決策>その業務の具体的な成果、といった形になります。そのため、暗記すべき箇条書きもその構成の単位で覚えておくと、構成も整理しながら口頭試験の際に「頭から引き出せる」のかと思います。

口頭試験の想定試問集の作成と暗記

 最後は「口頭試験の想定試問集」を作成して、この内容も全てを吹き込むと結構な長さの音声ファイルになるものの、全てを吹き込みしなおしてスキマ時間に音声にて聴くようにしました。口頭試験の想定試問集は、Webの先人たちのサイトを参考にしたり、知人の資料他、手に入るものは片っ端からリスト化していって最終的に重複するものは除いて全ての項目について回答を自分で作成してみました。当然なのですが、内容によりますが明確な正解がある試問よりも受験者の考え方などが問われている試問が多いと思います。そのため、試問に対する回答は当然のことではありますが、自分で作成することが重要かと思います。自分で作成した回答でないと覚えきれませんし、自分の言葉として本番の試験で回答できなければ意味がないのは言わずもがなのことです。

 あくまで参考に私自身が作成した試問集を参考にアップロートいたします。ただし、前述の通り結局は正解、不正解ではなく技術者としての自己の見解を求められているものがほとんどですので、試問はともかくも回答は参考にならないのかと思います。この試問集はなるべく漏れがないようにと片っ端からリストにしていったところ、最終的には120、30を超える項目数になってしまいました。

 

 短期決戦の口頭試験勉強でしたので、さすがに全ては覚えきれないと思いましたので、途中からは頻度が高いものを中心に項目数を半分以下にまとめたダイジェスト版も別途作成しました。試験勉強期間の後半は主にダイジェスト版のみで対策し、不明点や試験直前のスキマ時間にフルバージョンを眺めるなどメリハリはつけました。

技術者倫理の事例

 こちらについては対策の優先度としては低くなってしまいがちですが、先述の口頭試問集にも最低限の倫理関連の想定項目は含めておいた方が良いと思います。実際には倫理関連の質疑を受けることはまれなのかも知れませんが、合格した後の長い技術者人生において「技術者倫理」は避けて通れないと思います。私自身も想定試問集に加えた以上の対策は特に記憶にないのですが、当時とその後を含めてネットサーフィンで見つけた中で参考にさせていただいたサイトを幾つか下記にご紹介しておきたいと思います。

音読とリスニング

 この勉強手法については、筆記試験の際に効用が極めて高かったのを実感済みでしたので、口頭試験対策においても充分に活用していました。筆記試験内容の再現論文についても2、3分で説明できるように要約したうえで、そちらも音声に吹き込んでこれも聴いて覚えるようにしました。要は筆記試験で効果のあった「自分で吹き込み>スキマ時間にヒアリング」の手法を口頭試験でもフルに活用した次第です。

結果的に音声ファイルにした内容は、下記の通りになりました。

 音声ファイルの作成方法やリスニング手法については、既に既出済みですが改めてリンクでご紹介しておきます。

8-3.口頭試験対策ノート

 実は口頭試験対策についても、前述した資料をもろもろまとめると薄いバインダー1冊分のボリュームにはすぐになります。筆記試験の際の技術ノートと内容は違えど使用勝手は同じになりましたが、これらもA4両面で出力してバインダー綴じにし、肌身離さず持ち歩いて隙間時間に読んでいました。その際に筆記試験の時と大きく異なったのが、勉強期間が1か月強という長丁場であった筆記試験の勉強期間とは時間軸が違う超短期決戦だったので、筆記試験の時以上にスキマ時間を活用するためにも、この口頭試験対策ノートの最初のページはカレンダー2ヶ月分をA4縦に印刷して、試験日までのスケジュールを全て書き込むとともに、毎日過ぎた日数をバツで潰して残りの日数を視覚的に分かるようにしていました。さすがにこのノートは解体してしまいましたが、技術ノートと同じように見出しをつけて、吹き込みしたコンテンツのアウトプットを中心に「SUKIYAKI塾」の解説ページやネットで見つけてきた倫理事例のページ、先人たちのサイトのページやこれぞと思った方の体験記、自分で作成した口頭問答集も一緒に綴じていました。

 もちろんというか、これらの書類は筆記試験の時と同じように全てPDFファイルにしてスマホやiPadからネット上でも参照できるようにしていましたが、デジタルネイティブとは違う旧人類!?のため、最後は打ち出した書類一式のバインダーがあるだけで心強く思えるものです。紙で出力する利点としては、やはり自分がすべき(覚えるべき)内容のボリューム感が物理的に常に分かるというのは、心理的にも大事なことかと思います。当然ですが、口頭試験の試験会場にも試験直前の最後まで一緒に持ち歩く唯一の書類にもなります。

8-4.口頭試験模擬

 これは既に筆記試験でその効用!?は体験済みでしたので、迷わず実施しました。しかしながら当然のことなのですが、口頭試験が筆記試験と大きく異なるのは試験官がその場で質問を投げかけるという試験ですので、一人で試験官の役も兼ねて二役でやっている限りでは、回答内容の暗記や喋る練習にはなるものの口頭試験としての臨場感としては不足感が否めません。2、3回かみさんに試験官役をお願いして実施したものの、寝しなにお願いしていたので眠くて不機嫌なかみさんと向かい合ってもいまいち効果的な模擬試験になりませんでした。困っていたところで、じつは筆記試験の直前に見つけた技術士試験の情報サイトの定番!とも言える「SUKIYAKI塾」でスカイプ口頭模試をやっているとの情報を見つけることができましたので、藁にも縋る思いで申し込みをしてみました。この「SUKIYAKI塾」の口頭試験模擬ですが実際に受けてみるまでは、民間の方が実施しているサイトですし、受講費もボランティア程度の金額なのでどの程度の効用があるのかと(今となっては本当に見込み違いで本当に申し訳ありません!)敬遠していたのが本音なのですが、まあ「かみさん試験官」よりは緊張するだろう程度の認識で申し込んでみたのが実状です。

 今となっては失礼極まりない思い違いでしたが、ともかくも非常に有意義な模擬試験であり、衛生工学部門の試験だけではなく2年後に受験した総監試験では更に2回も受講させていただいたほどです。本当にためになりましたし、受験生の立場に寄り添った親身のアドバイスがいただける模擬試験だというのが今の感想です。しかもスカイプで実施いただけるので、日本国内の地方在住の方はもちろんのこと、私自身のように海外駐在でも時差を考慮しながら遠隔で対応いただけるという本当に有り難い口頭試験模擬だと思います(実際には衛生工学部門の際のスカイプ模擬試験は、本番の試験の前の日に実施いただいたのですが、たまたま日本出張があり日本国内のかみさんの実家からもともとの時差を考慮した夜に実施したということにはなりましたが)。

 このスカイプ模擬試験ですが、「SUKIYAKI塾」のサイトを見た限りではこのコロナ禍でも(だからこそでしょうか!?)継続して実施されているようです。
下の階層にあるページが、私が利用させていただいたスカイプ口頭模試になります。

「SUKIYAKI塾」トップページ > 中段のAPEC-semiにある「セミナー」 > (別ページが開くのですが)一番下にある「APEC-semi模擬面接」

 

 具体的なSkype模試の手順としては、空きがあるスケジュールを確認の上、メールにて申し込みを実施し、本番のSkype模試の前に受験申込書の写しなどを送付するなどのやり取りをメールにて行います。「SUKIYAKI塾」のSkype模試の試験官であるAPECさんからは、メールにて事前に口頭試験対策の簡単なテキストや私の場合は直近で実施されたセミナーの動画も参考にいただけたりしました(ここら辺は申し込みのタイミングや年度によっても違いがあるかと思います)。その後、打ち合わせたスケジュール日時に合わせてSkypeにて口頭試験の模試を実施します。模試の内容は本番に沿った口頭試験の試問をフルメニューで実施いただき、試問の後は時間が許す限りで質問や試験に関するお話をさせていただいた記憶があります。Skype模試の後には試験官であるAPECさんから、下記のような評価表を1,2時間と待たずにメールで送付いただけるので、模試の出来具合について客観的に振り返ることもできます。

 口頭試験の模擬試験については、どうしても誰かに試験官役をお願いせざるを得ないと思います。しかしながら家族は言うまでもなく、仮に技術士試験に理解のある先輩や知人の協力を得られたとしても、どうしても第三者的な客観的な模擬試験は難しいですし、時間の都合もお互いに調整が難しいなど、試験としての効果ももちろんですが、計画通りの模擬試験が実施できるかは疑問な面が否めません。そのような点からも、毎年大勢の実際の受験者を相手に模擬試験を実施している方から、第三者としての客観的な評価を試験の前に得られるというのはなかなか貴重ではないのかと考えます。私の口頭試験模試の評価表は本番の試験直前だったということもあり、概ね仕上がった状態で臨むこともできたので、内容的には安心できる評価をいただけたので、対策の方向性が間違っていなかったという確認もできて、多少なりとも自信になった記憶があります。

・筆記試験直後は、可能な限り試験内容の再現を実施する(最低限メモでも作成しておくこと)
・「技術士法と3義務2責務と倫理要綱の暗記」は合格のための最低要件と考えること
・想定試問集を作成するかどうかが口頭試験突破の分かれ道
・筆記試験と同じく口頭試験の模擬試験は必ず実施すること

ディスカッション

14件のコメントがあります

  • あかとら
    2022年3月17日 4:19 AM

    thosoda様

    ご無沙汰しております。
    衛生工学部門受験の際にお世話になりました。あかとらです。

     この度,総合技術監理部門に合格することができました。
    ありがとうございました。
    衛生工学部門の受験時から総合技術監理部門までは
    必ず取得したいと考えており,ようやくたどり着くことが出来ました。

     数少ない,衛生工学部門の情報を提供頂き誠に感謝しております。
    これからも継続研鑽を行い,社会に貢献できる技術士を目指したいと考えます。
    本当にありがとうございました。

    • hosonium
      2022年3月20日 10:44 PM

      あかとら様
      こちらこそご無沙汰しております。
      総合技術監理部門の合格とのことで、本当におめでとうございます!衛生工学部門の合格コメントも思えばこのページを立ち上げてから最初にいただいたコメントだったかと思います。衛生工学部門の合格後も引き続き勉強を続けるモチベーションは私も経験したから分かるのですが、やはり長丁場の勉強を引き続き行うというしんどさと、毛色の違う部門の勉強の難しさということで、並大抵のことではなかったと記憶しております。
      それでもその後にやってきたマネジメントが主体の業務に本当に役立っていますし、衛生工学部門の時以上に取っておいて良かったと後から実感してきた次第です。
      コロナにウクライナ戦争と数年前には予見することすら不可能だったことが現実に起きている一寸先は分からないご時世ですが、だからこそ取れるときに取った資格の価値は本当に大きいと思います。
      いただいたご報告を励みに、残りの番外編と考えていた総合技術監理部門のページも近いうちに拡充できればと考えております。

  • goodhorse
    2021年12月13日 6:13 AM

    はじめまして。
    数少ない衛生工学部門の貴重な情報をありがとうございます。

    技術士は自分とは縁の無い資格とばかり思っておりましたが、
    受験を志してから幾度となくHPを拝見しておりました。
    お陰様で何とかR3年度の口頭試験を受験できることになりました。

    久しぶりに訪問しましたら口頭試験対策以降の記事も作成頂いており
    大変感激しております。
    お忙しい中の作業に感謝致します。
    これを励みにもうひと踏ん張り頑張りたいと思います。

    • hosonium
      2021年12月16日 9:17 PM

      goodhorse様
       コメントありがとうございます!また何かのご縁でこのサイトを見つけていただき、内容をご覧いただいて大変嬉しい限りです。大変なコロナの中で筆記試験を突破されたこと、おめでとうございます。
       口頭試験編は少しずつ書き溜めていたものの、ヨーロッパへの横異動も重なり気付いてみたら最初の筆記試験のページを公開してから3年以上も経ってしまっておりました。変化が激しい「一寸先は闇」を地で行くような世の中ですが、だからこそ技術士の価値が高まっているとも思っております。
       このページでも紹介させていただきましたが、私も「合格のツボ」の糸口を掴むまでは、さっぱり合格する気もせず雲を掴むような他人事のような感じの資格だったのを覚えております。それでも何かの縁で「合格のツボ」のような書籍にも出会って、何とか合格できた経験から、一人でも似たようなきっかけが掴める機会になればとこのページを立ち上げた甲斐があります。
       このような状況下の中ですので、ただでさえ難しい技術士試験もハードルが上がっているかと想像しますが、是非、体調にお気を付けて口頭試験も突破されることを陰ながら応援させていただきます。

  • tami
    2021年4月30日 4:39 AM

    はじめまして、技術士試験の勉強をこれからはじめたいと思っているものです。デジタル技術ノートのサンプルファイルの公開はすでに取り止めてしまいましたでしょうか。可能であれば参考にしたいため、再アップロードをお願いしたいです。どうぞよろしくお願い致します。

    • hosonium
      2021年5月1日 1:00 AM

      tami様
       コメントありがとうございます。サイトの更新が出来ておらず「デジタル技術ノートのサンプルファイル」がダウンロードできない状態でした。ダウンロード可能な状態に更新いたしましたので、ご確認いただければ幸いです。日本もゴールデンウイークになっていたのを思い出しました。技術士の試験勉強の最初の山場になるのかと思いますので、少しでも参考になれば嬉しい限りです。すっかり遅れてしまっている口頭試験対策パートも近日中に公開できればと考えています。

      • 酸化チタン
        2021年10月7日 2:28 AM

        はじめまして、修習技術者で、来年の二次試験に向けて勉強しております。
        デジタル技術ノートのサンプルファイルをクリックするとエラーとなり、ダウンロードできませんでした。再アップロードをお願いできますでしょうか?
        よろしくお願いいたします。

        • hosonium
          2021年10月10日 10:28 PM

          コメントありがとうございます。ページ中のリンクは修正いたしましたので、ご確認ください。全体としてダウンロードファイルの見直しを掛けていますので、しばしお待ちいただければと思います。

  • あかとら
    2020年3月6日 3:50 PM

    thosoda様
    お世話になっております。
    衛生工学部門(建築物環境衛生管理)に合格することができました。
    ありがとうございます。
     情報が少なく合格率の低い衛生工学部門(空気調和)の
    情報をご提供頂き誠にありがとうございます。
     大変励みになり、勉強方法についてとても参考にさせて頂きました。
    初めて本サイトを拝見した年には一発合格のツボが絶版でしたが
    本年度にリニューアルされ再版されたことも幸運だったと思います。

    私が参考にさせて頂いた勉強方法は以下になります。
    1.技術ノート作成
     キーワードをピックアップし、
     キーワードに対する概要、課題、解決策、リスク、将来展望をまとめる
     ワードで技術ノートのソースを作成し、両面印刷、ルーズリーフで整理
    1)専門科目のキーワードは
      学会誌(空気調和・衛生工学会、建築設備士)
      設備計画設計の実務の知識(空気調和設備、給排水衛生設備)を参考
     2)空気調和・衛生工学会はⅠ問題、Ⅲ問題対策
      最新技術やトラブル報告、業界の現状
     3)建築設備士は竣工フラッシュの記事により
      Ⅱ問題に対する、具体的な建築物計画設計を学ぶ
     4)衛生工学部門全体のキーワード
      社会や世界が直面するビッグワードを技術ノートにまとめる
      衛生工学部門のワード
      COP21、SDGs、Society5.0、ZEB、ICT,BIM、CASBEE
      労働人口減少、老朽化対策、BCP などなど
    2.音読とリスニング
     技術ノートの内容や記述解答事例をICレコーダに録音
     PCで編集、iPhoneオーディオブック変換、倍速再生
    3.技術ノートの刷り込み
     技術ノートを常に持ち歩き、青マジックと緑蛍光ペンで落書き
     上記とリスニングによりスキマ時間を利用し、右脳にインプット
    4.一人模擬筆記試験
     これが天王山!
     セミナーの模擬筆記試験とは別に
     一人模擬筆記試験を4回実施
     試験本番を想定した同じ時刻、同じ服装、同じコンビニ弁当
     時間配分、骨子作成までの時間、文字を書く時間、手の疲れ具合
     空腹感と満腹感等を実感
    5.口頭試験
     1)勉強方法
     セミナーによる模擬口頭試験受講(5回)
     自宅模擬口頭試験
     想定問題を170問作成
     技術ノート同様、ルーズリーフにまとめ、常に持ち歩く
     ICレコーダ活用による業務詳細、業務経歴、想定問題のリスニング
     2)試験内容
     主にコンピテンシーを問う質問
     (コミュニケーション、リーダーシップ、評価、マネジメント、継続研鑽、技術者倫理)
     具体的な事例を挙げた回答が必要
     業務経歴、業務詳細に関する質問はなし
     記述問題に関する質問もなし
    6.試験を振り返って合格のコツは
     1)記述力、文章力の強化
      一文一意、主語と述語を明確に、接続詞の活用
      手書きの練習、丁寧な文字の練習
     2)知識の強化
      技術ノートにより知識を詰め込み、アウトプットできるように
     3)論文の流れを意識
      各設問毎でブツ切りにならないように
      回答は後ろから骨子をまとめる
      課題 ← 解決策 ← 新たなリスク
     4)コミュニケーションを意識
      試験官とのコミュニケーションである
      設問を舐めるようにじっくり何度も読む
      自分が書きたいこと、書けることではなく
      設問者が訊きたいことを書く
      分かりやすく、見やすく、論理的に
     5)実戦経験が重要
      一人模擬筆記試験は絶対必要
      これをしないことは
      車の運転経験なしで路上に出るようなもの

    以上 長々と失礼しました。
     私の経験も少しでもこれから目指される方の参考になればと思い
    記載されて頂きました。
    本当にありがとうございました。
    私も次は総合技術監理部門を目指して頑張ろうと思います。
    今後ともよろしくお願いいたします。

    • thosoda
      2020年3月10日 1:00 AM

      あかとら様
      合格、本当におめでとうございます!!!
      コメントをいただいて気付きましたが、3月初日は技術士の合格発表の日でしたね。自分自身も随分と長い期間、この日を境にまた来年に向けて勉強を始めるのかと、何とも言えない気分になっていたことを思いだしました。サイトに書かせていただいたように、きちんとした勉強法を見つける以前は、ともすれば何とか近道(要は最低限の労力で技術士合格という果実だけを手に入れたい)はないものかと、ショートカットで合格できないものかと何年も考えていたものです。全ては合格した後に府に落ちたことなのですが、本当の合格への近道は何のことはない、一人模擬試験からも逃げないできちんと勉強した上で準備万端で試験に臨むことだったのだと、合格してから気付きました。当たり前のことなのですが、逆説的にはショートカットでまぐれでも受かるようなことは出来ない試験だからこその技術系最高峰の資格なのだということにも気付かされました。

      既に試験勉強をしていた日々の記憶も薄れつつある中で、一人模擬試験をやっていたフィリピンの空港のカフェの風景やその時に食べていたお弁当だけは鮮明に覚えているのは、それだけしんどかったという事かと思っています。あかとら様もそれだけしんどい模擬試験からも逃げずに立ち向かわれたからこその合格という結果だと思いますので、本当に素晴らしいことだと思います。

      今回、改めて合格結果のコメントもいただけたことを励みに、全く遅れてしまっている口頭試験編の公開と頑張って番外編として考えている総合技術監理合格体験のトピックスも併せて公開していければと思っております。引き続き(気長に!?)お待ちいただければ幸いです。こちらこそよろしくお願いいたします。

  • かさはら
    2020年2月17日 1:13 PM

    初めまして、「かさはら」と申します。衛生工学部門(建築物環境衛生管理ー空気調和)の技術士を目指して勉強方法を模索している最中の者です。
    セミナーの対策書といろいろな冊子を読みながら「どう取り組みべきなの」格闘してはや2ヶ月です。
    拝見させて頂きました勉強法を自分なりに取りまとめチャレンジしたと思います。

    • thosoda
      2020年2月18日 11:35 PM

      かさはら様
       数あるサイトの中から、こちらのサイトをお読みいただき本当にありがとうございます。
      サイトの冒頭に記述させていただきました通り、私自身も勉強内容というよりかは、勉強方法の模索に随分と時間が掛かってしまい(結局10年!掛かったことになります)、最後は偶然手にした「合格のツボ」の書籍に導かれて勉強方法に辿り着けたという経緯があります。
      そんな経験から立ち上げたサイトですが、勉強方法の一助になれたのであれば非常に嬉しい限りです。
       コメントをいただいた機会だったので改めてサイトのページを読み返してみたのですが、誤字脱字に素人目にも分かりにくい記述や文意が伝わらない箇所が多く、お恥ずかしい限りです。少しづつ書き溜めている「8.口頭試験対策」編の公開と合わせて、修正できるように頑張りたいと思います。
       試験へのチャレンジが合格という結果で結実することをお祈りしております。

  • あかとら
    2019年11月5日 6:41 PM

    初めまして、衛生工学部門(建築物環境衛生管理)の技術士を目指して勉強中の者です。
    去年から拝見させて頂き勉強方法について、とても参考にさせていただいております。
    おかげさまで、本年度やっと記述試験合格の通知が届きました。
    大変感謝しております。
    取り急ぎお礼と思いコメントさせていただきました。
    12月初めの口頭試験まで時間がありませんが、
    しっかり対策をとり、このチャンスをものにしたい思います。
    また、追ってご報告させて頂きたいと思います。
    ありがとうございました。

    • thosoda
      2019年11月6日 5:49 AM

      あかとら様
      コメントいただきまして、ありがとうございます。また、筆記試験の合格おめでとうございます!
      自分の筆記合格の時を想い出し、久しぶりに嬉しい気持ちになりました!
      また数あるサイトの中で、つたない文章ですがお読みくださりありがとうございます。少なからずご参考になれたとすれば、このサイトを立ち上げた目的(私自身がいろいろなサイトを参考にさせていただいた恩返し)が少しでも叶ったという思いで報われた気分です。
      忙しさにかまけて口頭試験編の公開が遅れてしまっていますが、少しでも参考になった方がいるということを励みに頑張って近いうちの公開を目指したいと思います。
      引き続き口頭試験の合格をお祈りしております。

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