科学」タグアーカイブ

Sun

01

Feb

2015

気が遠くなる未来の宇宙のはなし

先の「眠れなくなる宇宙のはなし」に引き続いて読了した今回の「気が遠くなる未来の宇宙のはなし」でしたが、後述する最後の夜(章)の著者の佐藤さんのお話が、まさに私がかねてから想像というか(妄想でしょうか!?)これこそが究極の人類の目標ではないかという記述がありました。最初の「眠れなくなる~」も同様でしたが、佐藤さんの丁寧な解説というか解説を超えた分かり易い語り口で、最初から最後までどんどん引き込まれます。それでも内容としては、既に読んでいる他の最新宇宙論に出てくるマルチバース論や加速膨張する宇宙の最後の空虚な姿などは、最近のハードSFの土台にもなっているものです。
 何度か他の本でも読んでますし、ハードSFにも出てくる姿なのですが、膨張しきった宇宙の最後が素粒子すらも存在しない終わり方というのは何とも寂しいものです。しかし、本書には現在ではまだ解明されていないダークマター(ダークエネルギー)が今後の大統一理論の鍵を握るということで、かつてのニュートン力学に対する相対性理論のようなインパクトがあるのではと予想しています。それであれば現在の宇宙論で予想されている宇宙とはまた違った終わり方となる可能性の方が高いですね。
≪ 本当に「気が遠くなる未来の宇宙のはなし」です ≫の続きを読む

Thu

08

Jan

2015

眠れなくなる宇宙のはなし

著者の佐藤勝彦さんの書籍は何度か読んだ記憶がありますが、著作の中でも代表的と言える本書「眠れなくなる宇宙のはなし」を読んでみました。何冊か読んだ宇宙論のなかでも、佐藤さん著作の本はほんとに分かり易いです。ともすれば身近でない生活に関係のない宇宙論しいては天文学の意義について、一般の人にも分かり易く解説している姿勢は、好感を通り越してなんだか申し訳ない限りです。たまに言及されている(道楽に見えてしまう!?)生活に関係のない天文学につぎ込まれる税金についても、身近な例で活用されている成果などの話は、非常に参考になります。
 何より、何故、人はそもそも宇宙(天文学)に興味を持つのか?その根源的な問いに関して、天文学の歴史に絡めて非常に分かり易く解説されているのが本書と言えます。
≪ 「眠れなくなる宇宙のはなし」で寝不足に。。。 ≫の続きを読む

Mon

22

Sep

2014

夏休みに実家に帰省した際に父親が読んでいたのを見て、タイトルからもう読みたくてたまらなくなり、その場でスマホで発注して買ってしまった本です。こちらに戻ってきてじっくりと読みましたが、いわゆる宇宙論の最新版なのですが、焦点は宇宙の始まりに力を入れています。タイトルから期待するに宇宙が始まる前の事象や状態の話かと思いきや、やはりここら辺の世界になってくると宗教や哲学と同じ土俵?の話になってきて、科学論という枠から随分はみ出さざるを得ない印象があります。それでも筆者の科学者らしい立場から、宇宙の始まりを宗教や哲学とは似て非なるものという論理的推論から解き明かしていきます。結論としてはビックバンがどのようにして「無」から始まったかを、最新の量子論や観測による研究から比較的わかりやすいタッチで解説してくれています。

≪ 最新宇宙論「宇宙が始まる前には何があったのか?」 ≫の続きを読む

Sun

06

Apr

2014

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博物館は好きな方で、ミシガン留学時にもわざわざワシントンDCまでスミソニアン博物館を見に行った程なのですが、御膝元の日本の国立科学博物館は行ったことがありませんでした。ということで、せっかくの帰国の機会でしたので、上野にあるこの日本を代表する博物館に初めて訪れてみました。久し振りの日本で驚くことが多いのですが、博物館の前に上野駅の構内に驚いてしまいました。記憶にある上野駅というと京成側への連絡道にはホームレスの方々が寝泊まりしていたり、申し訳ないのですがやはりそれなりの汚さと匂いが同居していたイメージだったのですが、すっかり一新されていて綺麗な駅になりました。もっともそれらのイメージは十数年以上前の話なので、綺麗になったのは最近の話ではないのでしょう。
 駅の出口をでると駅の上には広い歩道高架が掛かっていましたが、これもいつできたのでしょうか?最近ではなさそうですが、主要駅の再開発整備は順調に進んでいるようです。
 ちなみに今回行ったのは上野にある国立科学博物館ですが、それとは別に国立博物館(東京)東京美術館など日本を代表する博物館・美術館が集まっているエリアなので、規模は違いますが、ワシントンDCのスミソニアンの並びを彷彿とさせるエリアではあります。御庭にある実物大?のシロナガスクジラのレプリカ像がお出迎えしてくれるこの博物館へ、早速入ってみました!
≪ 初めての上野の国立科学博物館 ≫の続きを読む