ビックバン」タグアーカイブ

Sun

14

Oct

2018

宇宙はどうして始まったのか

春先に読了した松原隆彦先生の「宇宙に外側はあるか」から興味が尽きない先生の宇宙論ですが、引き続きこちらの「宇宙はどうして始まったのか」も更に深化!?した宇宙論の本です。「宇宙に外側はあるか」より後の2015年に発行された書籍のようですが、内容は最新の宇宙論も織り交ぜており、主に宇宙の始まりのビッグバン理論から素粒子論、そしてもはや哲学の領域とも言える人間原理などについて、順を追って分かりやすく解説されています。そんな中でも特に興奮を覚えるのが、終盤の素粒子論からそもそも現実世界が理論的に!実在しているのか、などという曖昧かつ根源的な疑問に対して、あくまで物理と科学の視点で解説しているところです。それでも、宇宙論の究極でもある「宇宙の始まり」の疑問は、そもそも解決されるのかという遠大なテーマはなかなか方向性すら見えない感があります。そのように結局は疑問は疑問で終わってしまう宇宙論の書籍がほとんどの中で、本書で一番の驚愕しかつ核心に触れているのではと感慨深く読んだ箇所が、最後の方に松原氏が例えとして持ち出した「十分に賢いプランクトン世界」の架空の例え話のでしょうか。
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Tue

17

Jul

2018

ネットの大学講座COURSERAで宇宙論!

宇宙論を読み漁っていた勢いで、春先に日経新聞で紹介されていたのをきっかけにネット上の大学通信講座の一つ(いわゆるMOOC:ムークの一つ)であるCOURSERAで村山斉先生の”From the Big Bang to Dark Energy(ビックバンからダークエネルギーまで)“を受講していたのですが、ようやっと修了することが出来ました!このCOURSERAですが、もちろん基本は無料なのですが、講座料を支払うと修了証を貰えるということで、49$ほどでしたがやはり無料だとモチベーションも続かないだろうということで、講座料を支払って始めてみました。支払いが今年の5月10日でしたので、修了証を貰った7月17日まで述べ2か月ほど掛ったという感じです。実は一度だけどうしてもテストの提出期限に間に合わなかったので、Sessionを延期して対応しています。あれだけ宇宙論の書籍を読んでいましたし、講座の先生である村山斉氏の書籍も読んだばかりだったので、余裕だろうと高を括っていたのですが、講座の内容が英語だったというのを差し引いてもやっぱり難しかったです。内容は宇宙論のおさらい的な点もあって、正直楽しく!?受講できたのですが、単元ごとにある課題テストはさすがに難しいのも多く、満点はほとんどとれませんでした。それでも、著者の村山斉先生の講義が生!?で聞けたというのは感慨深いものです。そもそも東大の講座なので、昔だったら東大に入らないと一生、講座を聞く機会などなかったでしょうから。
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Sun

01

Feb

2015

気が遠くなる未来の宇宙のはなし

先の「眠れなくなる宇宙のはなし」に引き続いて読了した今回の「気が遠くなる未来の宇宙のはなし」でしたが、後述する最後の夜(章)の著者の佐藤さんのお話が、まさに私がかねてから想像というか(妄想でしょうか!?)これこそが究極の人類の目標ではないかという記述がありました。最初の「眠れなくなる~」も同様でしたが、佐藤さんの丁寧な解説というか解説を超えた分かり易い語り口で、最初から最後までどんどん引き込まれます。それでも内容としては、既に読んでいる他の最新宇宙論に出てくるマルチバース論や加速膨張する宇宙の最後の空虚な姿などは、最近のハードSFの土台にもなっているものです。
 何度か他の本でも読んでますし、ハードSFにも出てくる姿なのですが、膨張しきった宇宙の最後が素粒子すらも存在しない終わり方というのは何とも寂しいものです。しかし、本書には現在ではまだ解明されていないダークマター(ダークエネルギー)が今後の大統一理論の鍵を握るということで、かつてのニュートン力学に対する相対性理論のようなインパクトがあるのではと予想しています。それであれば現在の宇宙論で予想されている宇宙とはまた違った終わり方となる可能性の方が高いですね。
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Thu

08

Jan

2015

眠れなくなる宇宙のはなし

著者の佐藤勝彦さんの書籍は何度か読んだ記憶がありますが、著作の中でも代表的と言える本書「眠れなくなる宇宙のはなし」を読んでみました。何冊か読んだ宇宙論のなかでも、佐藤さん著作の本はほんとに分かり易いです。ともすれば身近でない生活に関係のない宇宙論しいては天文学の意義について、一般の人にも分かり易く解説している姿勢は、好感を通り越してなんだか申し訳ない限りです。たまに言及されている(道楽に見えてしまう!?)生活に関係のない天文学につぎ込まれる税金についても、身近な例で活用されている成果などの話は、非常に参考になります。
 何より、何故、人はそもそも宇宙(天文学)に興味を持つのか?その根源的な問いに関して、天文学の歴史に絡めて非常に分かり易く解説されているのが本書と言えます。
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Mon

22

Sep

2014

夏休みに実家に帰省した際に父親が読んでいたのを見て、タイトルからもう読みたくてたまらなくなり、その場でスマホで発注して買ってしまった本です。こちらに戻ってきてじっくりと読みましたが、いわゆる宇宙論の最新版なのですが、焦点は宇宙の始まりに力を入れています。タイトルから期待するに宇宙が始まる前の事象や状態の話かと思いきや、やはりここら辺の世界になってくると宗教や哲学と同じ土俵?の話になってきて、科学論という枠から随分はみ出さざるを得ない印象があります。それでも筆者の科学者らしい立場から、宇宙の始まりを宗教や哲学とは似て非なるものという論理的推論から解き明かしていきます。結論としてはビックバンがどのようにして「無」から始まったかを、最新の量子論や観測による研究から比較的わかりやすいタッチで解説してくれています。

≪ 最新宇宙論「宇宙が始まる前には何があったのか?」 ≫の続きを読む