Tue

26

May

2020

コロナ禍で日本のオンラインセミナーに参加!

各種制限が緩和されつつある欧州ですが、まだまだEU域外への出入りは難しい状況です。そんなコロナ禍の中ですが、なんと日本で開催したセミナーに参加することが出来ました。もちろんWebセミナーで時差も考慮して日本時間の14時過ぎ(現地7時過ぎ)スタートのセミナーです。テーマは「デジタルx建設業 オンラインセミナー 今こそはじめる建設業界のデジタル化戦略 ~設計・施工図や受発注書の電子化であらゆる環境下で業務継続を~」という業界大手のAdobeが主催したもので、事前申し込み制でしたが特に制約もなく、前日までにメールで配布されたアドレスにアクセスすると、Web上で動画配信とチャット機能があるサイトで聴講するというものでした。
こういったWebセミナーは初めて参加しましたが、まず驚いたのが回線のスムースさです。動画を交えてのLive配信で、メインはパワーポイント&動画でしたが特に停止することもなく、チャット機能も普通に使えていました。そして何より内容と構成がよく準備されていて、1時間半のセミナーでしたが、前半の家入氏の基調講演から後半のAdobeの方のデモ実演まで実にスムースにテーマに沿った内容で、入念な事前準備があったのかと感心しました。
 前述の通り、前半は日本唯一の「建設ITジャーナリスト」が自己紹介での定番の家入龍太氏の基調講演です。相当以前からメルマガ購読建設ITワールドを拝見させていただいていましたが、講演でリアルタイムで話されているのを見たのは初めてでした。非常に分かりやすい解説で、Adobeの技術の背景となっている昨今の建設業界におけるITインフラの最新情報をまとめて聞く機会が出来たのは貴重でした

 その後、後半はAdobeの社員の方による実演中心のデジタル文書化の使い方などでしたが、非常に手際よく、さすがはAdobeの社員の方だけあって、パソコン実技のITリテラシーも高そうで、説得力のある実演でした。本当のところこの方たち程でなくても、普通にAdobeのPDF機能を使いこなせれば、メールとAdobe(PDF文書)があれば私の業界における文書デジタル化は8割方実現できるといっても過言ではありません。実際のところ技術基盤はとうに存在するのですが、それらを使いこなせていない業界の立ち遅れを改めて実感させられる内容でした。

 ちなみに今回のセミナーはLiveで事前申し込み制でしたが、途中参加&退出は自由でそもそも出席も取らないので当たり前なのですが、参加者の時間の自由度は非常に高いと思われます。また、質疑や意見も別画面のチャットで発信することが可能なので、講演者の進捗を妨げることなく質問もできるというのは画期的かと思います。チャットでの質疑は別の会場スタッフの方が回答してしたり、後日対応するという返信を手際よく捌いていました。
 セミナーの参加数もはっきりとは分かりませんが、ライブチャットで見た限りでは300人以上は参加されていたかと思います。これを実際の会場でやるとかなりの規模のスペースが必要ですし、その経費などで有料になったり、席によっては資料が見にくいなど色々と不都合がありますが、オンラインだとその全てが解消されるといっても過言ではありません。何よりこれらの経費が浮く分、講演者の講演料など実費だけになりますし、今回みたいな大企業主催だとタダでの開催も可能になるのかと思われます。

 特に3年に一度の設備設計一級建築士の法定更新講習などもWebで受講できるようになればと思います。というのも当然、日本帰国時に受講するのですが、某認定機関の都内の事務所に人数限定で1日閉じ込められるのですが、実際には皆でビデオを見ているだけです。最後の確認テストこそペーパーですが、〇✖形式で紙でやり取りする必然性は全くないと思います。都内に集まってビデオだけを見るためにわざわざ海外から行く必要性があるのか、と本当に不思議な思いです。もちろん法定講習なので本人確認という点が最大のハードルなのでしょうが、それでもライブ配信ならともかく録画したビデオを見るためだけに限られたスペースに集まる意義は非常に少ないと思われます。本人確認の手段は必要かと思いますが、固有のID等でログインするサイトで実施し、不正については資格はく奪等の厳罰で担保するなど、電子選挙をしようとしている世の中ですから、やり方は試行錯誤するばあるのではと考えます。そうすれば、法定講習するためだけに設立されたような第三者機関は不要になりますし、色々は意味で税金の節約と資格者の一元管理が進むのかと思います。

 そもそもここ十年近く日本を離れてしまっているので、後述する資格の法定更新講習などを除くと日本で開催されるセミナー自体を久しく受けたことがありません。それでも一昔前のセミナーと言うと、行ってみるまで内容の是非も分からず、実際に受け始めてみて内容がつまらないと自分自身も含めて居眠りしてしまうなど、会場に行くまでの時間もさることながらセミナーに参加している時間も無駄になってしまうという経験もなくはありませんでした。 
 まあ常識的にこのようなところが一番最後になるのは、どうしても天下り的な役割もあるのが実状だからでしょう。こういった役所のオンライン化を進めるためにもまずは民間企業が今以上にオンライン化、スリム化を進めて世間の常識を変えるのが早道なのかと考えます。

 話が横道に逸れましたが、今日のWebセミナーの内容が非常に良かったので、今後も機会を見てこのようなセミナーに参加できればと考えています。重ね重ね海外でも時差を除けば相当色々なことができる環境になっているのは言うまでもありません。本当に便利になっていくのが年々実感出来ます。そのうち、VRでこのようなセミナーに参加というのも当たり前にあるのかも知れません。そうすると時差はともかく在宅はもちろん、世界中のどこからでも参加できますし、海外に駐在していることの本質的な意義というものも洗い出されるのかも知れません。今日はコロナのヨーロッパからでしたが、日本のセミナーに参加できて色々な意味で有意義でした!

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