月別アーカイブ: 2011年3月

Sun

27

Mar

2011

フランスの海底原発フレックスブルー

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未だに安定化の見通しが経たない福島原発事故ですが、今日の時事通信に「想定越え」津波は想定せずという漫才みたいな言い訳の記事がありました。まだ現場が収束していない中で、事故の原因究明は時期尚早ですが、少なくても津波で冷却系のシステムが全てダメになったことが、原発事故の引き金になったのは間違いないようです。設備エンジニアの端くれである自分から見ても、水を被っただけでダメになる電気系統他のグレードには、純粋に疑問を感じざるを得ません。確かにここ数年は耐震、制震、免震などの建物に対する技術は脚光を浴び、住宅にも普及し始めるなど技術革新が目覚ましい分野ですが、設備の耐震技術やグレード、標準化などはお粗末と言わざるを得ません。

この設備システムの耐震化の件はまた別途、述べるとして、今回の件で随分前に話題になったフランスで開発計画がある海底原発(フレックスブルー)の記事を思い浮かばざるを得ませんでした。

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Sat

26

Mar

2011

震災報道と日本のマスメディア

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しかし、こちらで散々見ていたNHK報道(Uストリームのネット中継)ですが、よくも悪くも日本のマスメディアのお決まりの自主規制があるのか、いわゆるショッキングな映像は全くといっていいほどないですね。別にショッキングといっても痛ましい死者の方々や逃げ惑う人の映像を期待しているわけではなく、この未曾有の震災を日本全国のみならず世界に散っている同朋にもわかる程度の情報や映像を流すのが、この非常事態におけるマスメディアの務めだと私は考えます。

震災の当日にみたCNNの津波の中継を見れば、当地では地獄を思わせるような状況になっているのは容易に想像できます。しかし、NHKのみならず日本のマスコミのサイト、YouTube中継ではあまりにもお決まりの映像(被災地の遠景と避難所の中継、政府のよく分からない会見)に終始し、変な話、日本が未曾有の震災に遭遇した直後とは実感が湧きません。まあこれは遠いカタールに居るせいなのかも知れませんが。。。
そんな中、方々のネットやらメールの記事経由で、日本のマスメディアに頼らずとも、世界中の報道機関が震災の現状を、少なからず共有できる写真が沢山あったので、参考までにリンクしておきます。左の写真はそんな中でも、日本のメディアでは(こちらで観た限りでは)ついぞ出てこなかった類の写真です。

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Fri

25

Mar

2011

スマート列島(スマートアイランド)構想!

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今回の震災では、未だに事態が収束していない東電の福島原発をはじめ、日本のインフラ(特にエネルギー)の脆弱さを改めて思い知らされた結果となりました。先日も取り上げましたが、中国や中東などの新興地域でスマートシティなるエコシティの計画が進んでいます。一口にスマートシティといっても一から一つの都市を作り上げる構想から、既存の都市のエネルギー効率をIT技術で高めるものなど多種多様なのですが、共通しているのは既存エネルギーのインフラに頼らず、自律的なエネルギー供給を目指しエコシティ的な側面を持っていることです。というか目指している内容は、エコシティそのものなのですが。

スマートシティは莫大な投資と多様な技術の結集が必要であり、日本ではどちらかというと先に述べた新興国へのビジネスチャンスという側面でしか話題になってないのが現状です。しかし、もともとエネルギー資源が乏しくしかしエコ技術やIT機器分野では強みを持っている日本でこそ、これらスマートシティ化を長期的視野で進めるべきであり、しかも進められる技術はあるといえます。
莫大な費用が掛かりますが、裏を返せばそれだけの投資需要が生まれることにもなるので、経済効果を期待できる側面はあります。何より今回の震災の最初の政府試算が25兆円!とのニュースが流れましたが、それだけの費用があればスマートシティの一つや二つは簡単に作れることでしょう(代表的なスマートシティ計画のマスダールシティは約2兆円で2015年完成予定)。そして最大の効果はこの先の未来に渡って日本列島に住み続ける我々の子孫のリスクを低減し、次の災害に対する一番の効果的な対策になると言えるのではないでしょうか。

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Thu

24

Mar

2011

オアシスレストランの人形

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週末の木曜日ですが、佳境を迎えている今の仕事が忙しく夜半まで仕事したのちに夕飯代わりにマリオット傍のオアシスで、晩酌してきました。カタールは水など物価が安い(日本円で350mlペットボトルの水が30円!)ものもありますが、お酒はホテルのレストランなどでしか飲めないため、飲みに行くとすぐに200か300QAR(5千円位)は掛かってしまいます。そうした中で空港近くのオアシスは非常にリーズナブルです。お酒とボリュームのある中華を2,3皿食べても一人で200QARを超えることは珍しいです。このレストランはもともとホテル付きのレストランで、それで酒類免許を持っているようですが、現在はホテルだけ取り壊されて、付属施設のオアシスとプールなどのレクレーション施設だけが運営しているちょっと変わった場所です。

変わっているといえば、お店の入り口入った脇にあるこの人形もそうです。ケンタッキーフライトチキンのサンダース人形や道頓堀のくいだおれ人形と同じノリで置いてあるのでしょうか。

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Fri

18

Mar

2011

義援金バナーを貼ってみました

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今日はこちらの休日ですが、昨日の夜から深夜にかけて今日の朝もNHK総合(USTREAMのネット配信)にくぎ付けになってしまいます。1週間経っても被害の全容が不明など、本当に未曾有の災害と実感しつつも一部でインフラの再開に向けた動きがあるなど希望を感じるニュースも増えてきました。インタビューに応じる東北の地元の方々、自治体の人々の疲労し憤りもある中での慎ましい態度と冷静で丁寧な対応に、日本人の誇りと底力、助け合いの文化に希望を感じざるを得ません。古川の親戚のおじさん達も全く同じキャラクターで(ただしお酒を飲むと途端に多弁で陽気になりますが。。。)もしかしたら、東北地方の方に特に強い性向なのかもしれません。

震災後、外国メディアでこの状況下でも目立った略奪や暴動が発生していないことに、驚嘆にも近い記事が見受けられたとのことですが、それは一言では説明できないものの、日本人であれば説明が要らない共有感覚です。ようは日本人の常識なので、海外で驚嘆されることに対して逆に海外の常識を疑いますが。これは2年間に海外駐在し、仕事を始めてみて、生活のみならず仕事上でも全く異なる文化と習慣に苦労させられているので、よりよくわかります。ただし、実際には火事場泥棒や振り込め詐欺の横行なども起きてはいるようです。
さておき今回は義援金バナーなるものを貼り付けてみました。ネット配信ニュースに釘付けになっている現状、こんなことしかできないのも事実なので。

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Wed

16

Mar

2011

東北関東大震災のゆくえ

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先週の金曜日は午前中に家族とスカイプをしていたら、東北で大地震のテロップが流れて、所沢の家族と話している最中もカメラが揺れるほどの地震があったのを記憶しています。とはいっても少し前にも東北に地震はあったし、津波で少し浸水被害でも起きるんだなーと、その日は午後からローカルスタッフの家でミニパーティーへ。しかし、彼の家で見ていたCNAの中継で津波の被害が尋常ではないこと、どうやら今までとは違う状況だと分かったきたので、少し内心慌ててしまいました。それから今日までUSTREAMのNKH中継から目が離せない日々が続いています。

所沢の家族と、千葉の実家、古川の親戚の無事もなんとか確認できたものの、かみさん曰くは近所のパルコは閉まっているし、駅前の西友には買占めで物が不足しているとのこと。よりによってカタールに駐在している時にこんなことになるとは、正直悪夢です。被災地の方々には言葉もないのですが、それ以上に所沢の家族が気になってしまうのが本音です。

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Mon

14

Mar

2011

ドーハでタイスキ

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今日の会社帰りに、会社の方に誘われてタイスキを食べてまいりました。先週の震災以来、夜もNHK(USTREAMのネット中継)から目が離せず、原発も状況が好転しない中、食事もインスタント続きだったため、久しぶりのご馳走となりました。場所は空港からニュールルへ行く幹線道路をランドマークに右折したところまでは馴染みがあったのですが、あとはドライバー任せでよくわからない場所です。少し中心から離れた郊外といった趣でしたが、ドーハによくある低層の店舗が連続して立ち並ぶ道沿いの一画のお店です。

タイフードのレストランですが、中はブースに分かれた席もあり静かに落ち着いて食べれます。メニューも豊富で、お勧めのタイスキを頼みましたが、ほんとに美味しい!しかもお店の方が親切にセッティングから具の煮込みまでしてくれるので、助かります。

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Thu

10

Mar

2011

ロゴとバナーを作ってみました

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昔のメインタイトロゴを復元したくなり、ロゴとバナーを作ってみました。以前、わざわざフラッシュで作成しましたが、今回はオフィスワードのワードアートとフリーソフトのレタッチソフト(JTrim)のみでお手軽に作ってみました。昔作成したロゴのフォントなどはすっかり忘れていたのですが、今はほんとに便利でフォントを画像から検索してくれるサービス
My Font : WhatTheFont
というサイトもあり、これを使って無事にフォントも探り当てることが出来ました。

作成の手順は至って簡単で、ワードアートで作成したロゴやバナーをワード上で「形式を選択して貼り付け」でPNGファイルなどで貼り付け、それをJTrimにコピペして、加工後、GIFファイルなどで保存すれば出来上がりです。

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Fri

04

Mar

2011

「タウ・ゼロ」を読んで

タウ・ゼロ (創元SF文庫)

この本に限らず世代宇宙船なるものが登場するSF小説には、理由もなくのめり込んでしまうのですが、この本に登場する宇宙船は厳密には世代宇宙船ではないです。本から読み取れる描写には、その機能を備えていますが、この船が遭遇するシチュエーションは、世代に渡って宇宙を旅するよりもっと過酷で凄まじいものです。実際にどう飛んでいるのかは途中から想像できなくなりましたが、相対性理論の浦島効果と同時性の(と自分でもよくは理解してないのですが。。。)パラドックスを最大限に活用したもの凄いSF小説だと思います。
いつも思うのですが、海外のSF小説はなぜこうも発想が豊かで、時間や空間の捉え方のスケールが違うのでしょうか。正直、日本で互角に対抗できる作家は小松左京ぐらいしか未だにいないのではないでしょうか。

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